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 米AMDによるカナダのATI Technologies買収計画について,カナダの産業大臣は,カナダ投資法(Investment Canada Act)にもとづき承認した。両社が米国とカナダで現地時間10月12日に明らかにした。

 AMDとATIは7月に,この買収計画を発表した(関連記事:AMDがATIを約54億ドルで買収へ,統合プラットフォームへの変換を図る)。AMDは,現金42億ドルと自社の株式5700万株でATIの全発行済み株式を取得し,ATIを100%子会社とする。7月21日のAMDの株価の終値(18.26ドル)で計算すると,ATI株式1株当たり20.47ドルを支払うことになる。なおATIは,取引が成立しなかった場合に契約解除料1億6200万ドルをAMDに支払うことで合意している。

 既に両社の取締役会は買収計画を承認済み。またATIは10月13日に,「圧倒的多数の株主から買収計画の承認を得た」と発表した(ATIの発表資料)。両社は10月23日の週に手続きを完了できると見込む。

 直近の4回の四半期における両社の売上高の合計は約73億ドルで,従業員数は合計約1万5000人にのぼる。合併後,現ATI社長兼CEOのDave Orton氏は,ATI部門執行バイス・プレジデントとなる。「マイクロプロセサに関するAMDの技術力と,グラフィックス,チップセット,家電におけるATIの強みを組み合わせることで,強力な企業が誕生する。商用およびモバイル・コンピューティング分野と,成長著しい家電分野に注力する」と両社は述べている。

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