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 中国のリサーチ企業である易観国際(Analysys International)の調査によると、中国市場の2006年第2四半期のパソコン出荷台数は456万8000台となった。

 デスクトップの出荷台数は前期比2.0%増、前年同期比3.7%増の355万6000台。出荷金額ベースでは前期比2.7%増、前年同期比8.7%減の179億4000万元(約2690億8000万円、1円=14.999元)となった。メーカー別シェアでは1位がレノボ(35.4%)以下、方正(英名ファウンダー、14.1%)、同方(8.9%)、デル(7.5%)、ヒューレット・パッカード(5.2%)の順となった。出荷金額が減少したのは、メーカー各社の主力機種で価格が下がったためと易観国際では分析している。

 ノートの出荷台数は前期比1.6%増、前年同期比45.0%増の101万2000台で、出荷金額は前期比2.2%増、前年同期比9.7%増の86億8000万元(約1301億9000万円、同)となった。メーカー別シェアではレノボ(34.1%)以下、ヒューレット・パッカード(11.0%)、デル(9.4%)の順となった。出荷台数101万2000台は前期比ではほぼ変わらないが、家庭向けとビジネス向けで分別すると、家庭向けの出荷台数が前期比4万7000台増加の30万4000台に対し、ビジネス向けは前期比2万9000台減少の70万8000台と家庭向けでノートパソコンを選ぶ傾向が顕著になっている。