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 米Microsoftは10月18日(米国時間)遅く,「Windows Server 2003」「Windows XP」(32ビット版および64版)用の「Microsoft Internet Explorer(IE)7.0」最終版をリリースした。IE 7.0は,機能面とセキュリティ面に多くの改良が施され,第一のライバルである米Mozillaの「Firefox」とほぼ同等の機能を提供する。

 IE 7.0の新機能としては,タブ・ブラウジング,検索機能の組み込み,RSS対応,表示および印刷面の強化を挙げられる。セキュリティ面では,フィッシング・フィルタの組み込みや,悪意のあるActiveXコントロールに対する防御機能の強化といった改善がある。

 MicrosoftのIE製品管理担当ディレクタであるGary Schare氏は先ごろ著者に,「IE 7.0はベータ版の公開を繰り返して磨きをかけたおかげで,最後のプレリリース・ビルドである製品候補版1(RC1:Release Candidate 1)から(最終版まで)の変更はごくわずかしかない」と述べた。「RC1以降の変更は主要機能1つだけで,IE 7.0の検索サービス設定を,アップグレード作業中に行うよう変えた」(Schare氏)。米Googleと米Yahoo!の示した懸念に対応するため,MicrosoftはIEへのアップグレード作業中にユーザーの設定している検索サービスを表示し,そのまま使うか設定を変更するか選べるようにしたのだ。

 さらにSchare氏は,技術サービス会社である米3Sharpが最近出した「IE 7.0のフィッシング・フィルタは,あらゆるフィッシング対策ソリューションのなかで総合的な精度が最も高い」と結論づけた調査レポートをアピールした。同氏はほかにも「一時的に互換性が問題となるWebサイトは見つかる可能性はあるものの,多少残っているWebサイト互換性問題はもはや『重大な問題』ではない」と指摘した。予想されるIE 7.0へのアップグレード率を考えると,この種の問題はすぐに解決されるだろう。

 最後にSchare氏は,MicrosoftのIE 7.0提供計画について繰り返した。同社は約3週間後に,IE 7.0を優先度の高いアップデートとして自動更新機能で提供開始する(訳注:日本での自動更新機能を使った提供開始はさらに半年後になる)。しかしIE 7.0の提供は徐々に行う予定であるため,自動更新機能の全利用者に行き渡るには2カ月か3カ月かかるだろう。ほかの高優先度アップデートと異なり,IE 7.0のインストールは自動実行されない。ユーザーはIE 7.0の宣伝を見て,インストールするかどうか決められる。Schare氏によると,デフォルトの選択肢は設けないので,誤ってIE 7.0をインストールしてしまうことはないという。ユーザーによるアップグレードを禁止したい企業などは,IE 7.0導入を妨げるツールをMicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできる。