米Dellは米国時間10月23日,米AMDのデュアルコアOpteronを採用した新型サーバー「PowerEdge 6950」と「PowerEdge SC1435」を発表した。既に世界各地で出荷が始まっている。
PowerEdge 6950はデュアルコアOpteronを4個実装可能。データベースやサーバー統合,仮想化といった業務向けサーバー。省電力タイプであるデュアルコアOpteron 8220 SE(2.8GHz動作)を4個搭載する構成の場合,既存モデルの「PowerEdge 6850」(3.4GHz動作のデュアルコア版Xeon 7140を4個実装)を上回る処理性能でありながら,消費電力を最大20%削減できるという。価格は6499ドルから。
一方,PowerEdge SC1435は,デュアルコアOpteronを2個実装可能なラック・マウント型サーバー。高性能コンピューティング・クラスタや分散型Webサーバーといった用途向け。デュアルコアOpteron 2220 SE(動作周波数は2.8GHz)を2個備えるモデルの処理性能は,シングルコア版Xeon(3.8GHz動作)を2個備える「PowerEdge SC1425」に比べて最大128%高いという。またデュアルコアOpteron 2218(2.6GHz動作)2個のモデルは,シングルコア版Xeon(3.8GHz動作)2個のSC1425よりも消費電力当たりの処理性能は最大138%高い。価格は1299ドルから。
米メディア(CNET News.com)によると,これまでDellはサーバーで米Intel製プロセッサだけを採用していて,AMD製プロセッサ搭載サーバーを提供するのは初めてという。
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