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 米EMCは米国時間10月23日,ハイエンドのストレージ・システム「Symmetrix DMX-3」の新モデルなど,ミッドレンジ製品やNASシステム,ディスク・ライブラリの新モデルを発表した。

 Symmetrixラインの新モデル「DMX-3 950」には,300Gバイト版と500Gバイト版を用意。従来モデルよりも小型化され,電力効率が70%向上したという。同社は,管理コンソール「Symmetrix Management Console」をアップグレードした。新版では,リモート・ミラーリング・ソフトウエアの「SRDF/S(Symmetrix Remote Data Facility/synchronous)」や「SRDF/A(同/asynchronous)」によって,別のユーザー・インターフェースを使わずに遠隔サイトのデータ複製環境を構築できるという。

 ミッドレンジ・ストレージ・システムの新モデル「CLARiiON CX3 UltraScale」は,同一アレイでFibre ChannelとiSCSIを同時にサポートするようになった。新しいサービス品質管理ソフトウエアの「Navisphere Quality of Service Manager(NQM)」により,アレイの設定プロセスが容易になったという。同社によれば,ウィザードを使った管理ツールにより,一般的な設定に必要な作業ステップを最大70%削減できるという。

 ディスク・ライブラリのDisk Libraryシリーズには,第3世代となる「DL4100」「DL4200」「DL440O」の3モデルを発表。従来モデルと比べて性能が2倍になったという。

 NAS製品では,IPストレージ・システム「Celerra NS」シリーズの新モデルを発表した。「NS500」の後継モデルとなる「NS40」と「NS40G(Gateway)」,「NS700」と「NS704」の後継となる「NS80」と「NS80G」の4モデルを用意。次世代のEMCブレード・サーバー技術を採用し,性能,拡張性,可用性が向上しているという。

 同社は,SymmetrixのDMX-3 950モデル,CLARiiON CX3 UltraScaleの新モデル,Celerra NS40システムの提供を開始している。Celerra NS80システムとDisk Libraryの新モデルは,2006年11月に提供を開始する予定。

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