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 米Adobe Systemsは米国時間10月24日,電子ブックの管理および閲覧ソフトウエア「Digital Editions」のベータ版を公開した。同製品は,Flashベースのリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)。Windows対応のベータ版は,Adobe LabsのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Digital Editionsは,Flash Player 9のアドインとして動作する。PDFやXHTMLベースのコンテンツ形式をサポートし,ディスプレイのサイズに合わせて動的なコンテンツを表示できるという。Flashファイル(.swf)をサポートするため,出版者はコンテンツにリッチ・メディアを組み込むことができる。Adobe Acrobat 8とReader 8と統合し,これらのインタフェースからDigital Editionsを起動することもできる。

 同社は,出版社の権利を保護するホスティング型コンテンツ認証サービス「Adobe Digital Editions Protection Service」の提供も予定している。同社によれば,Digital Editionsは,パブリック・ドメインのコンテンツ,広告付きコンテンツ,書籍の貸し出し,電子ブックの購入など,幅広いビジネス・モデルに対応できるという。

 同日公開されたベータ版はWindowsに対応。今後のバージョンでは,MacとLinuxプラットフォームのサポートとともに,携帯電話や組み込み型デバイスのサポート追加も予定しているという。Version 1.0は2007年上旬にリリースを予定している。

 また,同社は同日,RIAを開発するための新しいプラットフォーム「Appollo(コード名)」を発表した。Apolloは,ブラウザをベースとしないアプリケーション向けコンテンツの作成を支援するという同社の戦略の一環として提供される。開発者は,Flash,Flex,HTML,JavaScript,Ajaxといった既存のWeb開発技術を使ってデスクトップ向けRIAを開発できるという。

発表資料(1)
発表資料(2)