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 米Lucent Technologiesは,2006会計年度第4四半期(2006年7~9月期)と通期の決算を米国時間10月24日に発表した。第4四半期の売上高は25億6000万ドルで,前年同期から5%増加した。純利益は3億7100万ドル(希薄化後の1株あたり利益は7セント)で,前年同期の3億7200万ドル(同7セント)と同レベルとなった。

 同期の純利益のうち,税関連の特別利益は7300万ドル(1株あたり1セント)。前年同期は,おもに所得税関連の特別利益として1億2800万ドル(同2セント)を計上していた。地域別にみると,米国の売上高が17%増加しているのに対し,国外は14%減少。売上高に対する粗利益率は44%だった。

 通期では,売上高が88億ドルで前年比7%の減収。純利益は5億2700万ドル(1株あたり利益は11セント)で前年の11億9000万ドル(同24セント)からおよそ56%の減益となった。

 同年は,IP Multimedia Subsystem(IMS)関連で6社の新規顧客を獲得し,25カ国で70件以上の契約を獲得した。Universal Mobile Telecommunications System(UMTS),専門サービス,データ,光,アプリケーションで売上高が増加したという。通期は損失として,米Winstar Communicationsとの間で生じた訴訟費用や株主との和解金など2億4700万ドル(1株あたり5セント)を計上している。

 Lucent Technologies会長兼CEO(最高経営責任者)のPatricia Russo氏は,「米国内は,第4四半期の増収により年間の売上高レベルを維持したが,米国外の年間売上高は約6億ドルの減収となった。そのうち,およそ5億ドルは中国とインドにおける売上高の低下が原因となっている。年間を通じて売上高は低下したが,42%の粗利益率を達成できた」とコメントしている。

 仏Alcatelとの合併については,2006年9月に両社株主が合併案を承認したことを明らかにしている。両社は同年末までに手続きが完了すると見込んでいる。

 Alcatelの9月末締めの決算報告によれば,売上高は33億4000万ユーロで前年同期から1.4%の増収となった。純利益は1億5500万ユーロで前年同期の2億6600万ユーロから減益となった。固定回線ネットワーク事業が好調で,売上高は前年同期比6%,営業利益は同25%増加している。モバイル事業では,売上高が同9%減少し,営業利益は同45%の減益となった。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,両社は合併後の年間売上高が21億ユーロに達すると予想している。合併により年間およそ14億ユーロの経費節減を見込んでおり,従業員約8万8000人を削減する予定だという。

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