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 米マサチューセッツ州連邦検事局は,コンテンツ配信サービスを提供する米Akamai Technologiesに分散サービス拒否(DDoS)攻撃を仕掛けたとして,フロリダ州に住む男性(32歳)を起訴した。同検事局が米国時間10月25日に発表した。

 米フロリダ州セミノール在住のJohn Bombard被告は,保護されたコンピュータ・システムに意図的に不正侵入した行為の2件で罪を問われている。不正侵入は,DDoS攻撃を仕掛けるボット・ネットワークを作るためのものだった。

 起訴状は,2004年6月15日にAkamaiに対してDDoS攻撃が仕掛けられた結果,DNSサーバーのトラフィックが急増したと主張。DNSサーバーの処理能力の低下により,一部の顧客のWebサイトでは,ユーザーがDNSサーバーにアクセスできなかったり,応答に時間がかかるなどの事態に陥ったという。

 Akamaiへの攻撃では,有名大学2校に設置されたコンピュータを含む複数のコンピュータからボット・ネットワークに指示が出されたという。捜査当局は,攻撃に関与したシステムを管理する大学名を明らかにしていない。

 当局によれば,攻撃で使用したボット・ネットワークは,GAOBOTワームの亜種を利用して構築されたものだという。Bombard被告は,自分のドメイン内のコンピュータを通じて,大学のコンピュータ・システムからボット・ネットワークに攻撃の命令を出させていたという。

 有罪判決が下れば,それぞれの罪状につき2年以下の懲役と1年の保護観察期間,罰金20万ドルが科される可能性がある。

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