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 米Sun Microsystemsは,Java向け統合開発環境(IDE)の新版「NetBeans 5.5」の一般提供を開始した。Sunが米国時間10月30日に明らかにした。オープン・ソース・ツール開発コミュニティNetBeansのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 NetBeansは,Java Platform Enterprise Edition(Java EE)5/Java Platform Standard Edition(Java SE)/Java Platform Micro Edition(Java ME)という各プラットフォーム向けJavaアプリケーションを開発するためのIDE。Solaris/OpenSolaris,Linux,Windows,Mac OS Xで使用可能な,共通のルック&フィールを持つアプリケーションを作れる。

 新版は,Enterprise Java Beans(EJB)3.0のオブジェクト/リレーショナル・マッピング(ORM)仕様であるJava Persistence APIや,Webサービス仕様Java API for XML-based Web Services(JAX-WS)対応のツールを備える。バージョン管理システムのSubversionに対応したほか,GUI作成ツール「NetBeans GUI Builder」(開発コード名は「Project Matisse」)を強化した。

 SunはNetBeans 5.5に各種機能を追加するパッケージ5種類の提供も開始した。各パッケージの概要は以下の通り。

・「NetBeans Enterprise Pack」:XML,Webサービス向けビジネス・プロセス仕様BPEL,Java対応Webサービスでサービス指向アーキテクチャ(SOA)アプリケーションを実現するのに必要なツールを提供する。

・「NetBeans Mobility Pack」:JSR-226対応を実現し,J2MEアプリケーションで2次元ベクトル・グラフィックス仕様SVGの利用を可能とする。

・「NetBeans Profiler 5.5 Pack」:EJB仕様に対応したアプリケーションのプロファイリングなどを可能とする。

・「NetBeans Visual Web Pack」(技術プレビュー版):ビジュアル画面でWebアプリケーションの開発を可能とする。

・「NetBeans C/C++ Pack」(ベータ版):C/C++によるアプリケーション開発を可能とする。

 またSunは同日,パートナ支援プログラム「NetBeans Partner Program」を拡充し,新たに「NetBeans Strategic Partner Program」を提供すると発表した。新プログラムの目的は,NetBeans用アドオンの開発やNetBeansの普及に取り組むパートナの活動を支援すること。技術サポート提供や優先的なロードマップ開示を行うほか,NetBeansチームとのミーティングも設定する。

発表資料(NetBeans 5.5など)
発表資料(NetBeans Strategic Partner Program)