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 米EMCは米国時間11月1日,データ・バックアップ用のソフトウエアなどを手がける米Avamar Technologiesを買収することで最終的な合意に達したと発表した。買収により,同社の情報保護と復旧管理技術の強化を狙う。買収金額はおよそ1億6500万ドル。取引は現金で行われる。手続きは30日以内に完了する見込みだという。

 Avamarは,米カリフォルニアを拠点とする未公開企業。同社は,データの重複部分を検出して除外する(de-duplication)技術を利用して,データを一度にバックアップするソフトウエアなどを提供する。同社が特許を持つこの技術は,重複するデータ・セグメントを検出して非重複部分だけを保存する。このため,データ転送で使用するネットワークの帯域幅と保存するデータ量を削減できるという。EMCによれば,Avamarのほかの特許技術とあわせて活用することで,顧客のデータ量を300分の1にまで削減できるという。

 情報管理ソフトウエア部門上級副社長のMark Sorenson氏は,「重複データの排除という新しい技術は,ディスク・ベースのバックアップにおけるコストと効率の改善につながる。Avamarの技術は,従来のテープ・ベースのバックアップの短所を補って,ディスク媒体への移行促進を支援するものである」とコメントしている。

 買収後,AvamarはEMCのストレージ製品事業部門(SPO)に統合され,AvamarのCEO(最高経営責任者)であるEd Walsh氏は,Sorenson氏の直属となる。EMCは,今回の買収が2006会計年度の売上高と純利益に実質的な影響を与えることはないとしている。

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