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 欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)は,価格カルテルの疑いでSRAM企業の抜き打ち査察を実施した。ECがベルギーで現地時間10月31日に明らかにしたもの。

 ECによると,査察はドイツ国内にある複数のSRAM企業に対して10月11日に実施。「対象となった企業がEC条約第81条に違反した可能性を裏付ける根拠がある」(EC)としている。

 ただしECは,調査の実施が非競争的行為の有罪を意味するものではなく,調査そのものの結果で判決を下すこともない,と説明した。

 ECは該当する企業名を公表していないが,米メディア各社(CNET News.comInfoWorld)は,韓国Samsungのオフィスが査察を受けたと報じている。Samsungドイツ事業広報担当のThomas Arenz氏は「我々は,調査に全面的に協力している。今のところ書類提出や陳述などは求められていない」としている。

 ちなみにSamsungは米国でも,国際的なDRAM価格カルテルに加わったとして提訴されたが,3億ドルの罰金支払いなどを条件に米司法省と和解。またドイツInfineon Technologiesや韓国Hynix Semiconductor,エルピーダメモリなどもカルテルに参加したことを認め,いずれも罰金支払いに応じている(関連記事1関連記事2)。

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