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 米IBMが,Eclipse環境でWeb 2.0アプリケーションを作成するためのソフトウエア開発プラットフォーム「Lotus Expeditor」と,同プラットフォームで作ったアプリケーションのモバイル・アクセス性を高めるツール「Lotus Mobile Connect」を米国時間11月1日に発表した。2006年中に利用可能とする。価格は提供開始時に公表する。

 Lotus Expeditorを利用すると,「Lotus Sametime 7.5」「WebSphere Portal 6.0」や,「Lotus Notes」の新版「Hanover(開発コード名)」などLotus製品系列の全製品に,操作性の統一されたクライアント環境を提供できる。サービス指向アーキテクチャ(SOA)にもとづいたアプリケーション開発や,既存データベースへのモバイル機器からのアクセスも可能にする。

 Lotus Expeditorについて,IBMワークプレイス/ポータル/コラボレーション製品担当副社長のKen Bisconti氏は「Microsoft .NETクライアント・ソフトウエアのオープンな代替として,SOAとオープン標準ベースのソフトウエアの柔軟性をもたらす。あらゆるユーザーに統一的なクライアント環境を提供し,WebSphere Portal,Lotus Forms,Lotus Sametimeのユーザーをデスクトップ環境で使用中のアプリケーションから開放する」と説明する。

 Lotus Mobile Connectは,Lotus Expeditorで開発したアプリケーションに対して,ネットワーク・ローミング機能を付加する。これにより,「Workplace Forms」とWebSphere Portalをモバイル機器やほかのアプリケーションからアクセス可能な環境を構築できる。

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