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 米Microsoftは米国時間11月1日,組み込みOSの最新版「Windows Embedded CE 6.0」のリリースを発表した。IPセットトップ・ボックス,GPS,無線プロジェクタのほか,各種家電および医療器機向けとなる。

 Windows Embedded CE 6.0では,同時実行可能なプロセス数を増強した。3万2000までのプロセスを2Gバイトの仮想メモリー空間内で同時に動かせる。このため,従来より複雑なアプリケーションをより多く搭載することが可能。「しかも,リアルタイム性能が低下することはない」(Microsoft)としている。

 Windows Embedded CE 6.0のカーネルは,同社のソースコード開示プログラム「Shared Source」を通じて100%公開する。デバイス・メーカーはすべてのソース・コードにアクセスし,加工および再配布が可能(ただし,Microsoftが提示するライセンス要件に合意する必要がある)。

 「Windows Embedded CE 6.0は,デバイス・メーカーがOSをカスタマイズできるツールキットだ。組み込み開発者は,ファイル・システムやデバイス・ドライバなど,必要な主要コンポーネントを選んでコンパイルし,独自のOSを構築して,短期間で市場に投入することができる」(同社)。

 データ接続および音声認識向けの新たなコンポーネントを採用しており,パーキング・メーターや自動販売機,GPS装置などのマシン間通信を実現できる。プロジェクタ向けの組み込みソフト開発を簡素化するためのコンポーネントも提供する。このコンポーネントは,次期OSの「Windows Vista」を搭載したコンピュータとプロジェクト間の無線接続を可能にする。

 同社は,組み込み向け開発環境「Platform Builder」を「Visual Studio 2005」対応プラグインとして提供する。

 Windows Embedded CE 6.0は,180日間無料の評価版をWebサイトでダウンロード配布している。デバイス・メーカーは,同OSを採用した製品を出荷する際に,ランタイム・ライセンスを購入する。

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