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 米Microsoft関係者から11月第2週末に得た情報によると,Microsoftは「Windows Vista」を11月6日(米国時間)にも完成させ,製造段階(RTM:Release To Manufacturing)に移行させる予定という。最終ビルドの番号は6000.16386.061101-2205になるという。

 Windows Vista完成に向けた作業の過程で,最近Microsoftは2つの障害にぶつかった。1つは技術的な障害で,もう1つはやや珍しい障害だ。最終ビルド候補がここに来て発生したバグで使い物にならなくなったが,Microsoftは週末にバグをつぶせるとみていた。ところが,Windowsのビルドを行う施設で11月3日夜に停電が発生し,その夜Windows Vistaを新たにビルドできなくなってしまった。

 著者がSuperSite for Windowsで連載中の「Road to Gold:The Long Road to Windows Vista」(「金への道:Windows Vista完成までの長い道のり」)で書いたように,Microsoftは2006年初め,米GartnerのアナリストにWindows Vistaのバグ管理データベースを見せるという前例のない対応を取ったところ「Windows Vistaの発売は予定の2007年1月より遅れる」との見解を発表されてしまい,かちんと来た。ところがGartner調査担当副社長のMichael Silver氏は11月第1週,Windows Vistaがさらに遅れると繰り返し予測したことは誤りであったと最終的に認め,開発チームのメンバーを喜ばせた。Silver氏はGartnerのブログで「Microsoftはわれわれの予測を打ち砕きそうだ。スケジュール通りになったら祝辞を送ろう」と書いている。