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 米Microsoftはドイツで現地時間11月6日,中堅企業向け業務管理アプリケーション製品系列「Microsoft Dynamics」をさまざまなソフトウエア製品やオンライン・サービスと連携させる計画を発表した。

 Microsoft Dynamicsが“Live時代”に入ることで,Microsoft Dynamicsと「Microsoft Office system」を各種オンライン・サービスと密に統合でき,業務の生産性を1つ上の段階に高められるという。「各ユーザー向けのプロダクティビティ・ソフトウエアとバックエンド業務システム間の『ラスト・マイル』に橋を架けることで,企業の生産性を最大化する」(Microsoft会長のBill Gates氏)。

 具体的な取り組みとして,まずオンデマンドCRMサービス「Microsoft Dynamics Live CRM」でマーケティング,セールス,サービス向け機能をオンラインで提供する(関連記事)。

 その後,有料広告検索プラットフォーム「Microsoft adCenter」を統合したサービスを開発。Microsoft Dynamics CRMに,MSN向けキーワード広告を展開可能なオンライン・マーケティング・キャンペーン実行機能を付加する。さらにMicrosoftのパートナ企業が,米Yahoo!および米Googleのサービスを対象とする同様の統合機能を提供する可能性もあるという。

 Microsoftは,業務管理アプリケーション「Microsoft Dynamics AX」とオンライン決済サービスeBayとの統合も図る。これによりDynamics AXユーザーはeBayをオンライン販売チャネルとして活用し,在庫や財務の管理に利用できる。

 またMicrosoftは,Microsoft Dynamics AX,「同GP」「同NAV」を月額制で利用可能とする新たな料金体系を発表した。サービス・プロバイダ向け契約「Service Provider License Agreement」の一環として,Dynamics製品を月額制でホスティング可能とする。

[発表資料(Microsoft Dynamicsの連携計画)]
[発表資料(Microsoft Dynamicsの新料金体系)]