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 米Microsoftは米国時間11月8日,「Windows Vista」の開発作業を終え,製造段階(RTM:Release To Manufacturing)に移行させた。また,企業向けのボリューム・ライセンス版は11月30日,消費者向けのパッケージ版は2007年1月30日に販売を開始することを明らかにした。

 Windows Vistaについて,Microsoftは「これまでにない厳しい試験を実施したOS」と説明する。具体的には,Windows XP SP2と比べ2倍の負荷試験を課したという。品質面では,信頼性,ユーザビリティ,セキュリティを改善したとする。

 Windows Vistaはアプリケーションの異常終了などを検出できるフィードバック機構を搭載し,高い信頼性を確保する。Windows VistaのWindows Updateは,サードパーティの製品もアップデートできる仕組みを備える。

 ユーザビリティ改善の例として,Microsoftは新しいメモリー・マネージャ「SuperFetch」を紹介する。従来のメモリー・マネージャがアプリケーションの要求に応じてメモリーを確保するのに対し,SuperFetchはユーザーの使用パターンからメモリー要求のタイミングを学習し,あらかじめメモリー確保とデータの準備を行う。

 「毎朝9時にログオンしてOutlookを起動する場合,SuperFetchはこのパターンを覚え,9時数分前にメモリー上でOutlookを用意しておく」(Microsoftプログラム管理担当リリース・マネージャ兼ディレクタのSven Hallauer氏)

 セキュリティ強化については,Internet Explorer(IE)を標準的なユーザー・アカウントよりも低いセキュリティ権限で動かす「Protected Mode」,マルウエアのインストールを防ぐ「ユーザー・アカウント制御(UAC:User Account Control)」,スパイウエア対策機能「Windows Defender」などがある(関連記事:「Windows Vista」におけるセキュリティ強化の概要が公開)。

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