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 中国のLenovo Group(聯想集団)が現地時間11月9日,2007会計年度第2四半期(2006年7~9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比1%増の37億ドルだったが,純利益は前年同期から16%の減益となった。パソコンの出荷台数は前年同期比10%増で,業界平均の同8%増を上回った。

 同期の税引き前利益は4300万ドルで,1株あたり利益は0.44セント。リストラ費用を除いたEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は8900万ドルだった。

 株主に配当可能な利益は3800万ドルで,同社取締役会は1株あたり0.31セントの中間配当を発表している。また,9月30日時点の現金準備金は9億9000万ドルだった。

 地域別にみると,中国本土におけるパソコンの出荷台数は前期同期から25%増加しており,大中華圏の連結売上高は14億ドルで,同社の総売上高の39%を占めた。米大陸は11億ドルで総売上高の29%を占めたが,出荷台数は前年同期から9%減少した。欧州/中東/アフリカ(EMEA)は7億5100万ドルで,全体におけるシェアは20%。出荷台数は同5%減となった。中国を除くアジア太平洋地域は4億3900万ドルで全体の12%。出荷台数は前年同期と同レベルだった。

 事業別にみると,ノート・パソコン分野の売上高は19億ドルで,同社の総売上高の52%を占めている。ノート・パソコンの出荷台数は前年同期から20%の増加した。デスクトップ分野は16億ドルで,出荷台数は同4%増だった。また,モバイル・ハンドセット事業では,出荷台数は同39%増加し,売上高は1億6600万ドルだった。

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