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 米Intelが米国時間11月14日,クアッドコア(4コア)プロセッサ製品系列「Quad-Core Intel Xeon processor 5300」および「Intel Core 2 Extreme quad-core processor」を発表した。Xeon 5300については,米Dell,米IBM,米Hewlett-Packard(HP),富士通と独Siemensの合弁子会社Fujitsu Siemens Computersが搭載サーバーを提供する。

 Xeon 5300は,サーバー向けのクアッドコア・プロセッサ。デュアルコア・プロセッサである「Dual-Core Intel Xeon processor 5100」と同等の発熱/消費電力,価格でありながら,処理性能が最大50%高いという。「ほかの標準的な2ウエイ大規模サーバー・システムに比べ,サーバー仮想化の余裕が大きい」(Intel)。

 ベンチマーク・テストで処理性能を計測したところ,「Dell PowerEdge 2950」がSPECjbb2005で210,065 BOPS(2位のサーバーより61%高い),「IBM System x3650」がLS-DYNA 3-vehicle-collision workloadでシングル・ノード・システムとして最高値を記録したという。

 Xeon 5300は動作周波数や消費電力などの異なる4モデルを用意する。各モデルの概要と価格は以下の通り。

【Xeon X5355】
・動作周波数:2.66GHz
・システム・バス(FSB)クロック周波数:1333MHz
・レベル2(L2)キャッシュ・メモリー容量:8Mバイト
・熱設計消費電力(TDP):120W
・価格:1172ドル

【Xeon E5345】
・動作周波数:2.33GHz
・FSBクロック周波数:1333MHz
・L2キャッシュ・メモリー容量:8Mバイト
・TDP:80W
・価格:851ドル

【Xeon E5320】
・動作周波数:1.86GHz
・FSBクロック周波数:1066MHz
・L2キャッシュ・メモリー容量:8Mバイト
・TDP:80W
・価格:690ドル

【Xeon E5310】
・動作周波数:1.60GHz
・FSBクロック周波数:1066MHz
・L2キャッシュ・メモリー容量:8Mバイト
・TDP:80W
・価格:455ドル

 またHPが同日発表したXeon 5300搭載サーバー「HP ProLiant ML370 G5」は,TPC-Cでこれまでの記録を42%上回る240,737tpmC,1.85ドル/tpmCという結果を出した。HPは,ML370 G5も含め9モデルのXeon 5300搭載サーバーを提供する。各モデルの最小構成時の価格は以下の通り。

【タワー・サーバー】
・ML150 G3:2039ドル
・ML350 G5:2619ドル
・ML370 G5 :3739ドル

【ラックマウント・サーバー】
・DL140 G3:2239ドル
・DL360 G5:2789ドル
・DL380 G5:2989ドル

【ブレード・サーバー】
・BL20p G4:2729ドル
・BL460c:2629ドル
・BL480c:3349ドル

 Intel Core 2 Extreme quad-core processorは,当初ゲーム・マニア/ハイエンド・ユーザー向けのデスクトップ用モデル「QX6700」を提供する。既存の「Intel Core 2 Extreme processor X6800」に比べ,処理性能が最大80%高いという。

 動作周波数は2.66GHz,FSBクロック周波数は1066MHz,TDPは130Wで,8MバイトのL2キャッシュ・メモリーを内蔵する。対応チップセットは「Intel 975X Express」製品系列。価格は999ドル。

 Intelは,TDPが50Wという超高密度サーバー向けの低電圧版クアッドコアXeon,シングルソケット・ワークステーション/サーバー向けXeonという新型プロセッサ2種類と,一般的なパソコン向けIntel Core 2 Quad processor製品系列のクアッドコア・プロセッサ1種類を,2007年第1四半期に提供する計画も明らかにした。

[発表資料(Intel)]
[発表資料(HP)]