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 米国のソフトウエア関連の業界団体Software & Information Industry Association(SIIA)は,インターネットのオークション・サイト「eBay」を通じて海賊版ソフトウエアを販売した人物を相手取った訴訟で和解に達した。SIIAが米国時間11月21日に明らかにした。

 SIIAによれば,海賊版ソフトウエアを販売した米ニュージャージー州在住のKevin Liu被告とG.T. Tian被告は,合計10万ドルの賠償金の支払いを済ませ,違法なソフトウエアの販売を止めることに合意した。両被告は,顧客と海賊版ソフトウエアの提供者に関する情報をSIIAに提出している。

 Liu被告らを相手取った訴訟は,SIIAが海賊版ソフトウエア撲滅の一環として開始したプログラム「Auction Litigation Program」を通じて提起したもの。同プログラムは,インターネットのオークション・サイトを監視して海賊版ソフトウエアを出品している個人やグループを見つけ,会員企業に代わって摘発することを目的としている。

 SIIAは,被告側がeBayを通じて2005年10~12月の間に米Symantecの「Norton pcAnywhere」「Norton SystemWorks 2005 Premier」「Norton Ghost」の著作権と商標を侵害したと主張。両被告は,過去2年間でeBayを通じて8000本以上の海賊版ソフトウエアを販売し,およそ12万3000ドルの売り上げを得ていたという。これらのソフトウエアの価値は,小売価格で合計75万ドル以上に相当する。

 SIIAのSoftware Anti-Piracy部門のKeith Kupferschmid氏は,「海賊版ソフトウエアの販売,とくにインターネット・オークションを通じた販売は,企業と消費者の両方に被害を与える大きな問題となっている。また,インターネット・オークションの信頼性も脅かしている」と述べている。

 Liu被告は,「もしSIITがeBayで海賊版のソフトウエアに目を光らせているのを知っていたら,そして海賊版ソフトウエアの販売にこのような高い賠償金が科せられるのを知っていたら,海賊版のソフトウエアなんて売らなかった」とコメントしている。

 SIIAは,同プログラムを通じて5月中旬に3件,11月に別の2件の訴訟を起こしている。さらに,数週間以内に,いくつかの訴訟を起こす予定だという。

発表資料(PDF形式)