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 米Novellが米国時間12月4日,オープン・ソースのオフィス・スイート「OpenOffice.org」と米Microsoftの「the 2007 Microsoft Office system」間で文書ファイルを相互変換するソフトウエア・ツールを発表した。Open Document Format for Office Applications(OpenDocument/ODF)とOffice Open XML(OOXML)という文書ファイル形式の双方向変換を行うために,NovellのOpenOffice.org用プラグイン・ソフトウエアを提供する。

 NovellはMicrosoftなどと協力し,OpenOffice.orgとMicrosoft Officeのワープロ/表計算/プレゼンテーション・アプリケーション文書を相互に交換可能とするため,オープン・ソースの変換ツールを開発する。まずは2007年1月中にワープロ「OpenOffice.org Writer」「Microsoft Office Word」用のツールを利用可能とする予定。

 OOXMLは,Microsoft Office 2007の標準ファイル形式「Microsoft Office Open XML Format」をベースとする仕様。Microsoftが国際的な標準化組織Ecma Internationalに提出するとともに,Open XML Formats Developer Groupというコミュニティを結成し,国際標準規格化に向けた活動を展開している。

 EcmaはOOXML仕様の検討を行い,2006年5月に「Office Open XML 1.3」のドラフト版を公開した。Ecmaは12月7日の総会で,同仕様をISO/JTC1標準化に向けて提出するかどうかの投票を実施する予定。

 一方ODFは,XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)が標準仕様として承認したXMLベースの文書ファイル形式。ISO標準でもある。OpenOffice.orgのほか,米Sun Microsystemsの「StarOffice」,KDEプロジェクトの「KOffice」,米IBMの「Workplace」などが採用している。Microsoft Office 2007はODFに未対応。

 NovellによるODF/OOXML変換ツールの提供は,MicrosoftとNovellが11月2日に発表したLinuxとWindowsの相互接続や特許相互開放などに関する提携にもとづくもの。当初から両社は,変換ツールの提供計画などを公表していた。

 Novellは変換ツールのコードをオープン・ソースとして公開し,OpenOffice.orgに組み込めるようOpenOffice.orgプロジェクトに提供する。

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