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 米国の大手企業の5社が米国時間12月6日,従業員の健康管理記録を管理するWebベースのフレームワーク「Dossia」を開発する非営利団体のOmnimedix Instituteに出資していることを明らかにした。Dossiaは,従業員,扶養家族,退職者の生涯にわたる健康管理記録を保持するもの。時間や場所に関係なく自分の情報にアクセスできるようになるという。

 Dossiaへの出資を明らかにしたのは,米Applied Materials,米BP America,米Intel,米Pitney Bowes,米Wal-Martの5社。同フレームワークの導入により,増加するヘルスケア関連の経費削減を狙う。2007年には,同フレームワークを通じて全米で2500万人の個人にサービスを提供するという。

 Dossiaは,個人に代わってさまざまな機関から健康管理情報を収集してセキュアなデータベースに保存する。複数の個人向け健康管理アプリケーションをサポートしているため,個人は自分の情報を使いやすいように整理できるという。これらの個人情報には,本人と本人から許可を得た人物しかアクセスできない。

 同フレームワークは,医療におけるプライバシ保護や情報交換ポリシーのために策定された「Connecting for Health Common Framework」をベースとしている。そのため,データは勤め先や病院を変えても利用できるという。

 Omnimedixの会長兼CEO(最高経営責任者)のJD Kleinke氏は,「Dossiaは,個人の健康管理および医者とのコミュニケーションの向上を支援するものである。現在の紙ベースのシステムよりも,包括的かつ正確な情報を医療機関に提供できるようになる」とコメントしている。

 Dossiaは,まず5社の従業員と扶養家族,退職者を対象に2007年中旬よりサービスを開始する。それ以降,サービス提供範囲の拡大を予定している。

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