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 米IBMは米国時間12月7日,同社のパートナ支援プログラム「Virtual Loaner Program(VLP)」において,同社のブレード・サーバー製品「IBM BladeCenter」が利用可能になったと発表した。

 VLPは,パートナによる新しいソフトウエアの開発やテストなどを支援する取り組み。オンデマンド技術を利用してIBMのハードウエアおよびソフトウエア・リソースをインターネット経由で提供する。パートナは,遠隔地からこれらのリソースを無料で利用できるため,試験用システムの購入や設定にかかる時間と経費を節約できるとしている。

 同プログラムでは,今回追加されたBladeCenter以外に,「IBM System i」や「System p」といったハードウエアを利用できる。ユーザーが設定した環境を保存できるため,後日アクセスした時に同じ環境で作業ができる。リソースは,ソリューションの開発や検証だけでなく,顧客への商品のデモなどにも利用できる。同年だけで,同社のパートナ企業の500社以上から2000件近い利用予約を受けているという。

 同社は,ベンダー向けにBladeCenterの設計仕様を公開している。BladeCenter互換のネットワーク機器,ストレージ・カード,スイッチ,ソフトウエアなどの開発促進を狙ったもの。現時点で700社以上が同設計仕様を入手しているという。

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