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 米IBMは米国時間12月14日に,米大学7校と共同で新たなオープンソース研究開発プロジェクトを立ち上げると発表した。大学と企業間におけるオープンソース・ソフトウエアの共同開発を支援するガイドライン「Open Collaboration Research Principles」をベースにする。

 同プロジェクトに参加する大学は,カーネギーメロン大学,コロンビア大学,ジョージア工科大学,パーデュー大学,ラトガース大学,カリフォルニア大学バークレー校,カリフォルニア大学デービス校。

 IBMと7校による共同開発の成果は,オープンソース・ソフトウエア・コードとして公開する。また,その成果をもとに開発された知的財産はすべてオープンなかたちで発表し,ロイヤリティ・フリーで利用可能とする。

 「同プロジェクトでは,大学の教員も学生も,知的資産管理の問題を懸念することなく,自由に研究に取り組める」(IBM Research部門コンピュータ科学担当バイス・プレジデントのStuart Feldman氏)

 IBMと各校はまず,ソフトウエア品質,プライバシ,セキュリティ,数理最適化,臨床判断支援に焦点を当てた研究を共同で進める。

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