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 中国のAlibaba Groupが現地時間1月8日,中国内の中小規模企業(SMB)向けにオンラインでビジネス・ソフトウエアを提供する新会社Alisoftを設立したと発表した。Alisoftは,Alibaba.comの電子商取引(Eコマース)ソフトウエア・センターから分離独立し,当初はAlibaba.comのサービス利用者1800万人を対象にする。

 Alibaba.comのEコマース・ソフトウエア・センターは2004年に設立されたプロジェクトで,SMB向けの製品を開発している。

 SMBは中国のソフトウエア市場で最も成長著しい分野だが,4000万社を超える中国のSMBのなかで,先進のアプリケーションを利用している企業は10%に満たない。成熟した欧米市場での割合(60%)と比べると大きな開きがある。中国でも,海外の大手ソフトウエア企業が市場を支配しているが,海賊版などの問題も多い。「AlisoftによるWebベース・モデルは,こうした問題を解決しつつ,商用ソフトウエア業界の革新を後押しする」(Alibaba Group)。

 Alisoftは,既にアプリケーションの提供を開始している。顧客関係管理(CRM),インベントリ管理,販売資源管理,財務ツール,マーケティング情報管理の5種類で,それぞれグローバル取引,中国国内取引,C2C取引の3エディションを用意する。現在はすべて無料だが,2007年上半期中には一部サービスについて課金を開始するという。

 Alisoftはまた,Alibaba Groupの企業および個人向けIMサービスを,リアルタイムのコミュニケーション・ツールに統合して提供する。統合した新サービス名は「Ali Wang Wang」となる。

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