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 米MicrosoftのEducation Products部門は,教育コミュニティ向けに教材開発などを支援する新しいツール群「Grava(開発コード名)」を提供する。同社が英国時間1月10日に発表した。Gravaは,英ロンドンで開催中の「British Education and Training Technology Conference(BETT)」において公開される。

 Gravaは,パブリッシャ,ソフトウエア開発者,教育者,学習者向けに開発されたツール。教材をより効率的かつ効果的に利用できるようにすることを目的としている。教材の開発ツール,オーサリング・ツールとともに,リッチ・メディアの再生機能,評価,ログ・レポート,インテリジェントな学習ソリューションを作成する機能などを備える。

 Microsoftによれば,パブリッシャは,Gravaを利用することでコストを節約しながら限られたリソースから教材を作成することができ,コンテンツの作成にかかる時間も短縮できるという。教育者は,既存の教材を修正して利用できるため,教材の準備時間を節約できるとともに,パーソナライズした学習体験を提供できるとしている。

 同社Education Products部門製品マネージャのKapil Thombare氏は,「Gravaは,教育コミュニティ向けに包括的なツール群を提供している。最終的な目標は,教育者が学習者のスタイルに合わせてコンテンツを開発,あるいはカスタマイズできるように支援することだ」と説明している。

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