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金子則彦さん(右)と筆者(左)
金子則彦さん(右)と筆者(左)
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 私が、尊敬している人、師匠であると呼べる人は、何たって金子則彦さんだ。金子さんは、とにかくスゴイのだ。

 簡単に、金子さんのプロフィールを紹介しよう。公認会計士であり、税理士であり、第1種情報処理技術者、特種情報処理技術者、システム監査技術者、CISA(公認情報システム監査人)、アプリケーションエンジニア、システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、プロダクションエンジニア、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、テクニカルエンジニア(システム管理)、情報セキュリティアドミニストレータ、上級システムアドミニストータ、Microsoft MCP Networking Essentials、UML(bronze) 、Oracle Master Gold(8i)、Linux Professional(レベル1)の資格や認定を持ち、システム開発会社であるコスモコンサルティング株式会社、ならびに教育会社である株式会社ITアシストを設立し、現在は株式会社MFI Japan取締役・主席コンサルタントとして活躍されている。さらに、会計、プロジェクトマネジメント、各種の試験対策に関する書籍や雑誌記事を、数え切れないほど多く執筆されている。それに加えて、「示現塾」という私塾を開いて、自身のノウハウを後進に惜しみなく伝授している。金子さんに、どうして資格や認定をたくさん持っているのか、理由を聞いたことがある。「その資格や認定を持っている人が、どのくらいのレベルなのかを知りたかったからだ」とのこと。この答えもスゴイ!

 今から10年ほど前、私は、知人の紹介で金子さんと出会った。初対面の場所は、両国のちゃんこ料理屋だった。そのときの金子さんは、スキーか何かで足を骨折されていて、松葉杖をついての登場だ。運悪く、駅とお店の間には、ものすごく幅が広くて交通量の多い道路があった。歩道橋を渡ればいいのだが、松葉杖では困難だろう。どうやってあの道路を越えて来たのか、今から思うと不思議だ。さらに運悪く、お店にはテーブル席がなく、すべてお座敷だった。それでも金子さんは、不自然な姿勢で座り続け、溢れんばかりの笑顔で私に接してくれた。紹介者は、金子さんのことを「金子先生」と呼んでいたが、このズッコケた登場ぶりと笑顔が第一印象になった私は、「先生」とは呼びにくい。「金子さん」もしくはちょっと茶目っ気を込めて「師匠」と呼んでいる。

 その後、「矢沢さん、講師の仕事をやってみませんか?」という連絡があり、セミナー会社の面接を受けることになった。同行してくれた金子さんは、不安そうな私に向かって「現在、何の資格や認定を持っているかを言うだけでOKです」と優しく声をかけてくれた。実際その通りであり、私は無事に講師として採用された。私が現在も講師の仕事をしていられるのは、金子さんが作ってくれたきっかけのお陰だ。

 「矢沢さん、私は、人間は100歳になってもボケないで、常に新しいことに挑戦できると思うんです。知り合いに高齢のエンジニアがいるので、一緒に会いに行きませんか?」と誘っていただいたこともある。「矢沢さん、何か面白い出版企画を考えてください。私が、出版社を紹介しますから」と言って、実際に紹介していただいたこともある。一緒に歩いていると、金子さんは「今日も元気に仕事ができてありがとう」などと独り言を言っている。「私は、マッサージを習ったことがあるんです」と言って、腕や肩を揉んでくれることもある。

 この優しさ、人なつっこさは、どうやって得られたものだろう。金子さんの事務所に伺うと、机に向かってわき目も振らずに真剣に本を読んでいることが多い。打ち合わせが終わり別れを告げて帰りぎわに振り返ると、もう元の勉強モードに戻って本を読んでいる。頭の切り換えの速さがスゴイのだ。何とかして、金子さんの思考方法や勉強方法を知りたい。そうだ! 私には、インタビューという手段がある。あらためて金子さんにインタビューをして、いろいろ聞いてみよう(その結果は、次回お知らせする)。