馬場史郎のITプロに贈る“今日の一言”
目次
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営業とSEは「1+1>2」になるよう切磋琢磨せよ
今も昔も営業とSEの関係は難しい。「SEと営業がお互いの関係を如何に考え如何に上手く協業するか!」---この問題はIT業界の重要課題の一つである。今回は筆者の経験から,“SEは営業との関係をどう考えればよいか”について言及する。
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「信頼されるSE」を目指して闘ったSEたちの今
早いもので,このブログ連載を始めて1年経つ。筆者は「馬場さんのSEマネジャ時代の部下の方は今はどうなっているのですか?」という質問を結構受ける。読者の中にも同様な気持を持っている人が少なくないと思うので,今回は当時の仲間の今の姿について述べたい。なお,その仲間の一人である中沼さんが先月,突然亡くな…
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SEは美しいドキュメントを作れ
SEは仕事上さまざまな資料を作る。そしてそれをお客様に提示する。そんな時,お客様から「この資料は良くまとまっているね」,「この図は上手いですね」,「凄く分りやすいです」などと言っていただけるといろいろなメリットがある。
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【Watcherが展望する2007年】SEは時代を越えて変革に挑戦せよ
2007年の年初にあたり,改めてこのブログに取り組んでいる“筆者の心”を述べてみたい。それは“SEの変革”への想いである。筆者は若い時から長年SE人生を歩んできたが,数十年間たってもSEが抱えている問題は依然として殆ど変らないからである。
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SEはやるべきことを自分に都合よく考えるな
SEは何故“SEの常識”のような考え方をするのだろうか? 今回はそれについて筆者の考えを述べる。筆者のSEマネジャ時代,こんなことがあった。
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SEは“SEの常識”を再点検しよう
第一線のSEがしっかりした仕事をするためには,SE同士の信頼関係やチームワークは言うまでもないが,顧客や営業との良い関係も不可欠である。
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SEは“SEの常識”を再点検しよう
第一線のSEがしっかりした仕事をするためには,SE同士の信頼関係やチームワークは言うまでもないが,顧客や営業との良い関係も不可欠である。
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「Skill」と「スキル」は同じか,それとも違う意味か
ITの世界には「スキル」という言葉がある。SEや営業が,どの程度のIT力やプロジェクト管理力や提案力などを持っているか,それを表すのに使う言葉だ。いわゆる技術力などを測る物差しである。そして「このSEはWindowsのスキルがある」とか「SEのスキルアップは必須だ」,「ネットワークSEは最低ネット…
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SEマネジャは自分の考え方を部下に対し公にせよ
技術力があり,プレゼンの仕方やコミュケーションの留意点を知っていたとしても,SEとしての心構えなど精神面が脆弱では,決して一流のSEにはなれない。筆者は現役時代,部下のSEに対し,仕事にまつわる物の見方や考え方を徹底指導した。今回は,当時筆者が考慮した主な事項について述べる。
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物の見方や考え方,価値感が一流のSEを作る
IT企業やSEはIT技術やプロジェクト管理,コミュニケーションなどのスキルの向上,各種の資格取得などに熱心だ。それはそれでよいことだが,筆者の眼から見ると,一般に日本のIT企業やSEは“SEとしての物の見方や考え方や価値感”など精神面をおろそかにし過ぎていると思う。技術面重視・精神面軽視である。
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SEは「顧客が51,会社が49」の心を持て
97~98年に筆者は日経コンピュータで「できるSEマネジャの条件」を連載した。この内容はSEマネジャのあり方を言及したものだったが,当時読者から大きな反響をいただいた言葉が2つあった。その一つは「ぶら訪問」であり,もう一つは「51:49」という言葉だった。
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挨拶をしない/できないSE族
前回SEの定義について述べたが,またまた筆者の不徳の致す所で読者の方から「コーダーとプログラマを間違えるな」「老獪だ」「今は古きよき時代とは違う」などのコメントを頂いた。前回の文中でアプリケーション・プログラムを書くIT技術者(俗に言うプログラマ)云々と書いたのは筆者の舌足らずの表現で,読者の方に…
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「SE」という言葉は「プロ野球選手」と同じだ
前回SEの任務について書いたが,筆者の不徳の致すところで,読者の方から「理想的過ぎる,現実は違う」「今は古きよき時代とは違う」というコメントや「馬場はSEを知っているのか?」「老害では?」など辛らつな言葉をいただいた。だがそれにも懲りず筆者はこの“今日の一言”を続けるつもりだ。
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SEは自らの任務と存在価値を自覚せよ
ブログの執筆を始めて約半年経つ。当初は読者への助言・提言のつもりで“今日の一言”を書き始めた。だが,ある読者のコメントがきかっけとなり,「SEの変革」をテーマに話をしてきた。SEの中には往々にして物事を否定的に見る人や後ろ向きに見る人がいるが,そんな人に「このままで良いの?ちょっと考えたらどうか」…
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SEは顧客の真のパートナーにならねばならない
これまで当ブログの3月30日号から11回にわたって,読者の方々へ「SE自らの変革の必要性」を強く訴えてきた。そして参考になればと思い,筆者が現役時代に狙った「ビジネスができSEが育つ技術集団作り」で,当時何をどう考え何を行ったかなどを紹介した。おそらく読者の方々は賛否両論だと思う。
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SEごとはSEマネジャの責任である
筆者が狙った,ビジネスができSEが育つ技術集団作りのポイントの一つめは「SEの常駐や特定顧客への専任アサインは原則しない」,二つ目は「SEがマルチで仕事をすること」だった。これまでこれらについて筆者の考えを述べてきた。
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IT企業はSEの体制図を出す前にやるべきことがある
筆者が狙った,ビジネスができSEが育つ技術集団作り。そのポイントの一つはSEの常駐や特定顧客への専任アサインは原則しないこと,二つ目はSEがマルチで仕事をすることだった。前回はそのマルチについて述べたが,数人の方からリアリティに満ちたコメントをいただき,深く感謝している。
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SEにはマルチで仕事をさせよ
筆者が狙った,ビジネスができSEが育つ技術集団作りのポイントは2つあった。その一つは,SEの常駐や特定顧客への専任アサインは原則しないこと,二つ目はSEが「マルチで仕事をする」ことであった。常駐については後ほどお話しすることにして,今回は二つ目の「SEのマルチ」を説明する。
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「全SEで全顧客を担当する」全員野球の展開
前回,ビジネスができSEが育つ技術集団のイメージを説明した。そしてそのポイントの一つは「SEの常駐や特定顧客への専任アサインは原則しない」,2つ目が「SEがマルチで仕事をすること」だと述べた。今回は具体的な例で説明する。
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顧客別のSEアサインという発想は正しいだろうか
筆者は「お客様に迷惑をかけずにSEが育ちビジネスもできる,そうするためにはどうすればよいか」と悩み,葛藤した。その結果,次のように考えた。「現在はSEを顧客別にアサインしている。そしてその顧客でのワークロードを考えて専任か他の顧客との兼任かを決めている。この考え方がまずい」