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林@アイ・ティ・イノベーション代表です。こんにちは。

 自分の考え方が正しいと思い込み,他人の意見に耳を貸さない人がいます。経験を積むにしたがって知識や智恵は増えていくので,この傾向は強くなります。責任・権限をもった管理職になると,なおさら危険です。時としてリーダーが罹りやすい危険な“病”とも言えるでしょう。

 このような人は,自分の意見の正しさを固く信じているために,他人がどのように考えているか,あるいは,他人から自分がどのように映っているかを考慮する余裕がありません。学生時代から成績が良く,失敗した経験がない,エリート意識の強い層には,このような行動をとる人が現れることがあります。

 周囲の人との関係性を考慮することがないため,しばしば人間関係を悪化させ,修復不可能なレベルにまで持っていってしまいます。そうした際にも自分を省みることなく,自分の正当性を主張することばかりに全精力を費やします。そんな人はやがて,チームでの役割を果たすことは難しくなります。

 たいていの場合,最悪のケースに至る前に,その人に対して周囲から“警告”が出されるのですが,不幸なことに警告が出されないケースがあります。それは,他人も同じ意見の場合や,周囲の人が諦めたときです。

 ほとんどの仕事はチームで実行するため,これが非常にまずい状況であることは,おわかりになると思います。どんな組織にもこのタイプの人は存在しますが,たいていの場合,“放置”されています。そのことが,なおさら問題を大きくしています。

 プロジェクト・メンバーにこうした人がいる場合,リーダーの皆さんはどうするべきでしょうか。

 まず,その人に「自分が他人にどのように映っているのか」を認識してもらうことが先決です。意識的に心を開き,無理をしてでも周囲の意見を耳に入れるよう依頼します。併せて,その人の態度が周囲にどんな不快感を与えているかを知ってもらう必要があります。本人に相当の我慢を強いますが,まずはこの一歩がスタートです。

 リーダーの皆さん自身も,こうした行動パターンに陥っていないか,セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。

 それでは,また。

【この記事はプロマネのポータルサイト「ザ・プロジェクトマネジャーズ」との連携コンテンツです】