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 前回の記事で書いたように、私は現在、Winny(ウィニー)のコード解析やWinnyネットワークの分析をおこなっています。その際によく考えることは、「日本国内のユーザーや開発者と意見交換したい」ということです。

 私がWinnyのリサーチを本格的に開始してから、まだそれほど時間が経っておりません。そのため、Winnyに関する技術的・社会的な事柄について、まだまだ分からないことがたくさんあります。特に、社会的な事柄については、コードを眺めているだけでは分かりません。

 「Winny対策で苦労されている“現場”のユーザーや開発者の方から生の声を聞かせてもらえれば勉強になるのだが……」と、たびたび思っていました。しかし、米国で仕事をしている都合上、なかなかそういった機会がございませんでした。

 ところが、念願かなってその機会が得ることができました。5月にカーネギーメロン大学日本校が主催するカンファレンスで発表することになりました。そのカンファレンスでは、発表後に、意見交換のための時間がしっかり取られていますので、出席者からいろいろな話をうかがえるだろうと、今から楽しみにしております。

 カンファレンスは、匿名P2Pネットワークにおける情報漏洩対策を考えるためのオープンカンファレンスです。発表者は、Winnyの分析ではおなじみのネットエージェントの杉浦氏、P2P型情報漏洩対策研究会を主催するカーネギーメロン大学日本校の武田教授、および私の3名が現在予定されています。

 東京(5月15日)と神戸(5月17日)の2カ所で開催しますので、興味のある方はぜひ参加されて、匿名P2Pネットワークの情報漏洩に関する提言などをしていただければ幸いです。カンファレンスの詳細については、カーネギーメロン大学日本校のWebページでご確認ください。

 私の発表では、前回の記事で書いた「Winnyネットワーク分析システム」とその仕組みを中心に、「Winnyネットワーク可視化システムと情報漏洩応策スキーム」と題してお話させていただきます。また、Winnyに関するその他いくつかの技術的なトピックスについてもお話したいと思います。前回の記事の最後に“宣伝”させていただきました、住商情報システム主催の「Inside Winny ~ Winnyの解析とそのセキュリティ脅威分析」とは内容が異なりますので、「Inside Winny」に参加される方も、興味がありましたらオープンカンファレンスに参加していただければ幸いです。

 それでは、会場でお会いしましょう!