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 お客様企業に常駐しておられるSEの方が、自分の会社のことがわからず、また自分のことも理解されていないのではないかと、不安になるとか、長期的なキャリアを展望しにくいことがあるようです(関連記事へLINK)。そんなときに、ご本人からのアクションとともに、上司などマネジジメント層の方にも、サポートできることがありそうです。

エピソードの共有

 情報ギャップということばを耳にしたことのある方もおられるでしょう。自分の思いを実現したいときに、発想やスキルのほかに、より多くの有効な情報をもっているほうが、実現可能性は高くなります。「ひと・もの・かね・情報」というぐらいですから、そう聞けば当たり前だと感じられるかもしれませんが、例えば、身近に「技術的にもアイディアも他の人とそれ程変わらないのに、何故か、あの人がやるといつも物事がうまく進む」というようなことがあるとしたら、情報の収集と活用が上手だからかもしれませんよね。

 組織によっては、情報は上位職のひとに集中するような仕組みになっています。情報は職制を通じて上から下へと流すという暗黙の了解があるなど。そのような組織では、上位職者は情報の格差によって、部下よりも優位に立っている可能性があるかもしれませんが、それだけで人をコントロールしようなどというのは、いただけませんね。

 個々のメンバーにとっても組織全体にとっても、効果的な仕事の進め方や将来の見通しのために、正式な通達はもちろんのこと、誰がどうしてどうなったというような、個別具体的なエピソードが併せて共有されると、役立つことが多いと思われます。マネジャの方に意識していただくとともに、ラインの上下だけでなく、あらゆる方向から情報が行き交うといいですね。

気持ちのやりとり

 また、マネジャ自身が情報に疎いと困りますが、感情に疎いのも困りものです。実は複数の企業で同様のことを耳にしたのですが、例えば、部下の人事異動についての連絡が、上司からのメールのみでなされ、対面や電話などでの会話が一切なかったということがあります。本人にとって仕事生活上の重大事件に際して、事務的な対応をされたことにショックを受け、部下は上司や組織に対して不信感をもち、やる気を失ってしまったそうです。

 メールでも最小限のことは伝わるかもしれませんが、表情や息遣いなどに表れるような、互いの感情は伝わりにくいですよね。その点から、大切なことはできるだけインタラクティブな手段で伝えるほうがよさそうです。テキストとしての情報のやりとりだけでなく、気持ちのやりとりが重要な場面がありますから。

 とはいえ、そんなことは百も承知でも、マネジャの方も忙しすぎて、物理的にも精神的にも余裕がないということもおありかもしれません。それでも、メールにもたった一言でも付加できれば、効果は大きいようです。通達には、ご自身の見解や追加的なメッセージを。通常のメールにも、相手を気遣う一言や、ちょっとしたコメントを添えていただけると、ちょっとうれしくなって、ちょっと元気がでるひとも結構おられると思われます。(マネジャの方がそのような余裕をもてるような、仕組みや支援もまた必要なのかもしれませんね)

関心を示してほしい

 「情報がこないんです」という言葉には、実務的な情報の不足だけでなく、自分への関心が充分に払われていないという、淋しさや不安感が含まれているかもしれません。様々な工夫によって、離れていても日々心丈夫で、将来のキャリアも展望しながら、安心して働けるようにしたいですよね。

 それでは、今日もイキイキ☆お元気に。