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 先日は、ワンクリック詐欺サイトで表示される「確認画面」をいくつか紹介した。今回は、確認画面のあとに表示される「情報収集画面」を取り上げる。個人情報を収集しているように思わせる「情報収集画面」は、ユーザーに不安を与えることで料金を支払うように仕向ける。しかしこれらは、FlashやアニメーションGIFを使った単なる動画なので、個人情報は一切収集されていない。

 以下に示す一連の「情報収集画面」は、最も多くみられるタイプといえるだろう。ローカル・ファイルを開くような画面(写真1)に続き(最後に表示されるのは、なぜかInstallShield Installation Informationフォルダである)、「mpsetupXP.exe」のダウンロード画面が現れる(写真2)。その後「ユーザー情報の取得が完了しました」のメッセージが表示される(写真3)。


写真1
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写真2

写真3

 写真4では、「ダークシャークス」なる個人情報解析ソフト(個人情報の「収集」ではなく「解析」とされている)が勝手にインストールされ、情報が抜き取られているように見せかけている(写真5)。ウィンドウ・デザインがWindowsの標準的なものではないので、Windowsマシンでアクセスすると違和感がある。


写真4
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写真5
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 別のワンクリック詐欺サイトでは、なぜか「nbtstat」コマンド(NetBIOS情報を表示するコマンド)の実行画面を表示する(写真6)。表示されているのはnbtstatの使用方法だ。それなのに、「個人情報取得完了」のメッセージが……。冷静に見れば怪しさ満点である。


写真6
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 また、あるサイトでは写真7のような画面を表示する。「IPアドレスを読み込んでいます」というウィンドウ・タイトルなのに、ダウンロード状況とインストール状況を示すプログレス・バーがあって不自然だ。何かを真似て作ったと思われるが、作った本人は変だとは思わなかったのだろうか。もっと“それらしい”ウィンドウを真似ればよかったのに……と思ってしまう。


写真7
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<以下、「ワンクリック詐欺の「情報収集画面」コレクション(その2)」に続く>