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つくば市の「くいだおれ」にある中華料理屋「随園」。定食6種類が日によって変わる。定食はご飯お代わり自由だ。
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 私は大学生活の4年間、サークル、ミニコミ紙の作成、バイトのほかにも、仲間と遊び歩いたり、自転車で旅をしてみたりと、数多くのことをやってきました。今年の3月に大学を卒業して今は大学院で勉強しています。4年間を振り返って一番心に残ったのは、学生ベンチャーを起業したことです。最初は、起業メンバーとして「ソフトイーサ」社を手伝いました。その後、現在もメンバーとして在籍している「てっくてっく」など様々な会社にかかわってきました。

 「学生ベンチャー」をできるのは、学生のうちだけです。大学を卒業した後、ベンチャーを起業しても、「学生ベンチャー」にはなりません。社会人になってから起業するのとは違います。学生ベンチャーを通して、仕事の進め方や、交渉の仕方など、授業では習わない様々なことを学びました。この経験は、私にとってかけがえのないものになっています。大学は高校までと違って一日中授業がある訳ではありませんから、結構自由な時間が取れます。読者の方が学生だったら、大学生活の一つの楽しみとして起業してみるというのも楽しいのではないでしょうか?

 仕事相手としても、学生ベンチャーはよいのではないかと思います。例えば、私が所属する「てっくてっく」という会社は、最新技術に対応したソフトウエア開発ができます。てっくてっくのメンバーである大学生は新し物好きが多く、新しい環境もよく勉強している人が多くいます。

 Webシステムだったら、JavaやPerl、PHPなどの普及している言語・プラットフォームだけでなく、Ruby、Python、Ruby on Rails、Catalystなど普及途中の言語で開発できます。Schemeだろうが、MLだろうが、Haskellだろうが、プログラムを組める人がいます。大学で人を集めればどんな仕事でもできるという気がしてきます。Webシステムだけではなく、デスクトップ・アプリケーションやP2Pアプリケーションなども開発しています。

 もちろん、Webアプリケーションを作れる企業は多いですし、実績が数多くある会社に、学生ベンチャーはなかなか勝てないと思います。ただ、大学ベンチャーの強味は、新しい発想や柔軟性です。例えば「mixi」は、新しい発想で500万人以上が利用するサイトになりました。さらにシステム開発では、最初から完璧なサイトを作るという考えではなく、今でも「ベータバージョン」とサイト上に表記して提供しています。こうした新しいサイトが増えてくると、実績が少ない学生ベンチャーにもチャンスが多くなると思います。