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 このたび,9月5日から福岡大学で開催されるFIT(Forum on Information Technology:情報科学技術フォーラム)2006で,船井業績賞を受賞することになりました。

 船井業績賞は,平成14年度にスタートした情報処理学会と電子情報通信学会の情報・システムソサイエティ合同の会議「情報科学技術フォーラム」において,情報技術分野に関する学術または関連事業に対し特別の功労があった人に贈呈される賞です。昨年度までに,Alan Kay,Marvin Minsky,金出 武雄,坂村 健の4氏が受賞されました。

 9月6日の午後2時から受賞記念講演会「マイクロプロセッサの誕生と創造的開発力」を,午後3時30分から記念パネル討論「マイクロプロセッサのアーキテクチャはどのように決定されたか?」を開催する予定です。

 今回の船井業績賞は,私というよりも,すべてのマイクロプロセッサ開発技術者に対して与えられた賞だと思います。記念パネル討論の司会を,日経BPで日経コンピュータ編集長などを歴任され,マイクロプロセッサに詳しい横田 英史氏にお願いしました。また,パネリストとして,Vシリ-ズ・プロセッサ開発に携わったNECエレクトロニクスの金子 博昭氏,SuperHプロセッサの開発に当初から現在に至るまで携わってきたルネサステクノロジの長谷川 淳氏,Cellの開発を現場で指揮した東芝セミコンダクターの増渕 美生氏にお願いしました。

 世界初のマイクロプロセッサ4004が開発されて35年になります。低速で小容量のメモリー向けに最適化されたCISC型命令セット・アーキテクチャは,新たな応用分野からの特異な要求を満たしつつ,8,16,32ビットへと進化しました。次に,高速で大容量メモリー向けに最適化されたRISC型命令セット・アーキテクチャが開発され,さらに,コンピュータから多種多様な性能向上技術を導入しつつ,64ビットへと進化しました。記念パネル討論では,命令セットを含むマイクロプロセッサのアーキテクチャがどのように決定されたかなどを議論していただく予定です。

 若い研究者や開発技術者にとって有意義な討論になると思います。当日でも受け付けるそうですので,ぜひ出席してください。詳細はFIT2006のホームページの「イベント企画」を参照してください。