PR
イノベーション・ジャパンで説明している模様
イノベーション・ジャパンで説明している模様
[画像のクリックで拡大表示]

 先月のことになりますが、「イノベーション・ジャパン2006―大学見本市」という展示会に大学の研究室の一員として参加しました。「大学見本市」とある通り、大学の研究成果を展示するのがメインという珍しい展示会です。毎年開催されており、今年は4万人近い方が来場されたようです。私は、大学で研究している「サステーナブルサービス」という技術を紹介しました。来場者と話してみて、研究する側にとってもこういう経験は非常に重要だなと実感しました。

 普段、研究成果は学会で発表するのが一般的です。学会の場合、研究の目的やメリットの説明は必要ですが、それ以上に、自分の研究は既存の研究とどう違うのか、なぜその新しい手法を選んだのか、という説明が主になります。

 一方、イノベーションジャパンでは、学会と同じような説明をすると、反応がよくありません。こちらが「研究」のつもりで紹介しても、来場者の方は「製品」だと受け止めているようで、「これはいくらで買えるのか?」「いつころ使えるようになるのか?」と聞いてきます。あまり聞かれたことがなかった質問なので、戸惑ってしまいました。

 ただ、これは当たり前かも知れません。私は「ソフトイーサ」や「てっくてっく」などの学生ベンチャー企業での活動もしていますが、企業の立場で話すときは確かにこういう質問が多いからです。研究する側としては面白い技術を研究をしたいという気持ちがありますが、使う人の立場で製品を作って販売するのも重要だと思います。今回イノベーションジャパンで聞かれたような使う側の視点は、研究をする上でも意識しなくてはいけないと改めて思いました。

 勉強になったのはよいのですが、会場で説明のために数時間連続で立っていたため、足がかなり疲れました。日頃の運動不足を嘆くとともに、一緒に展示した研究室のメンバー、出展者の皆様、そして見に来てくれた皆さん、お疲れ様でした!