前回,「携帯電話のSIMカードロックを解除して販売していた業者が不起訴になった」と書いたが,これは誤解だったようだ。社長は商標法違反と不正競争防止法違反で略式命令,その他社員は不起訴ということだ。思いこんでいたのはこっちの方で,全くお恥ずかしい。一部のblogには「社長のみ有罪」という点を強調しているようだが,他の社員は不起訴であって無罪ではない。単に責任が小さかったというだけのことだろう。重ねてお詫びして訂正したい。

 ただし,あらかじめいいわけをしておくと,有罪であることの出典は「スラッシュドット ジャパン」である。こちらの内容が正しいかどうかは検証していない。

 さて,これだけでは申し訳ないので,いただいたコメントに返答しておこう。

[2006/11/08]
Windows 1.0,2.0,3.0というのも存在していたのです。使ってる人はほとんどいなかったけれど。

 それで安定するのに10年かかったとして,それが何か?Windowsが問題視されているのは,年々不安定さが増大していることのほうでは?一般的な評価で言えばMe<<98<95, XP<2000<NT4(左の方が不安定)くらいだと思いますよ。しかも不安定番の方が重く,より多くのリソースを消費するというのですから,消費者としては踏んだり蹴ったりです。

 Windows 3.x以前は,Windows NTとカーネルが異なる。日本での最終バージョンであるWindows 3.1の名前を出したのは,安定していたからだ。Windows 9x系列も異なるカーネルを持つが,一部にWindows NTの成果が含まれるようなので,触れなかった。

 なお「使っている人はほとんどいなかった」ということだが,Windows 3.0はLAN ManagerあるいはNetWareとの組み合わせで,企業でもかなり使われたと記憶している。

 それから,私の使う限り「Windowsが,年々不安定さが増大している」ということはない。Windows 2000でSTOPエラー0(ブルー・スクリーン)が出る回数は,Windows NTよりも明らかに減ったし,Windows Server 2003ではさらに減っている(マイクロソフトのWebサイト:「Windows Server 2003 プラットフォームでの可用性を最大にする」)。

 速度に関しても,同じアプリケーションを動かした場合,バージョンが上がるたびに早くなっている。おそらく,GUIの応答速度と勘違いしているのではないだろうか(関連:「Windows NT 4.0のファイル&プリント・サーバー環境を移行する」(@ITの記事))

[2006/11/08]
月例パッチの度に,リブートが必要なサーバに何を?
(40代,ユーザー企業,一般ユーザー部門 )

 更新プログラムを適用することで,再起動しなければならないケースがあるのは確かだ。しかし,その数はバージョンを経ることに減っている。Windows Vistaでは,カーネル構造が変更され,さらに減る予定だ。UNIX系のOSも,以前はパッチの適用にカーネルのリビルドが必要だった。

 少し古いが以下の記事も参考になる。「Windows Vistaに“フリーズドライ”機能」(ITmediaの記事)。この記事は,「再起動を減らす」ことと「再起動時にデータを失わない」ことをが混在して書かれているので注意して欲しい。

[2006/11/08]
回りくどい割りに,根拠の無い話だった。本題の99.999%の出元すら示していない。どちらが「思い込みで評価」だ。
(30代,システム・インテグレーター,システムエンジニア )

 確かに肝心の根拠を示さなかったことは私の落ち度である。実際に99.999%を実現するにはハードウエアの工夫が必要なようだが,他のOSでも事情は変わらない。

マイクロソフトのWebサイト「テクニカル コンピューティング ニーズを満たす Windows 2000
NECのWebサイト「日本ストラタスとNEC、 信頼性ソリューションの提供に向けて新たなソフトウェア協業で合意」(これは,特殊なハードウエアという条件での話である)
日本ビジネスオブジェクツのWebサイト