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 最近,MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を活用して,ケータイをauに変えました。それに合わせて,同社の無料ブログサービスDUOBLOGを使い始めました。DUOBLOGは,ケータイから指定アドレスに写真付きメールを送るだけで,気軽にブログへの記事投稿ができる便利なサービスです。

 このサービスを活用しますと,1)道行く先々で,心に留める光景に出会ったら,すぐに写真に収める 2)その時の心の動きを,短い散文メールにまとめる 3)そのまま,すかさずブログ記事としてアップロードする という3つの作業を,ケータイひとつで簡単に済ませることができます。

 最新型ケータイ=「その時」「その場所」で感動したことを記録し公開できるブログツールを持ち歩くことで,心が軽く速く動くようになりました。ケータイでのブログ更新を通じて,今まで見逃しがちだった花鳥風月の移ろいに目が届き,愛でることもできると気づいたのです。

 日頃,ビジネス脳優位,知性偏重で,心が凝り固まっている方にこそ,1日10分のケータイ写真ブログをお勧めしたいのです。この新しい習慣が心をみずみずしく保ち,感性を磨くトレーニングになるからです。

1日1つは花鳥風月に心動かす習慣を

 縁者向けに日刊のメールマガジンを配信しはじめて10年近くになります。その書式は少しずつ変化しているのですが,ここ何年かは冒頭に3行の「散文」を添えるようになりました。

 例えば,その3行には,通勤時間などに見かけた心動く風景を書きとめるようにしています。それは決して特別な景色である必要はありません。むしろ,毎日のように目にしながら,実は見落としがちな「小さな感動」で良いのです。ある時は,ご近所の庭先の鉢植え・花木であり,ある時は車窓から見た空の色・雲の形だったりするのです。

 この3行散文を書き始めたきっかけは,「私が発信する情報が,いつしかビジネスに偏って『文化の香り』と『うるおい』に欠けているのではないか?『自然』からも遠ざかっているのではないか?」と不安になったことでした。

 ビジネスパーソンが発信するメールマガジンは,どうしても内容が堅苦しくなりがちです。これはビジネスブログも同じでしょう。かといって,ビジネス・メルマガは,エッセイでも詩でもありませんから,その本文の内容や文体を変えるわけにはいきません。

 そこで,書く人にとっても読む人にとっても「心のストレッチ体操」になるような「短い3行散文」を添えることで,彩りを添えようと考えたのです。

クリシュナ・ムルティと南風舎の岡部さんのヒント

 メルマガ前文に,3行散文で花鳥風月の移ろいを書き留めて文章にうるおいを与えるお手本は,2つありました。

 1つは,古書店で偶然見つけたジッドゥ・クリシュナムルティ氏の「クリシュナムルティの瞑想録」という本でした。これは,インド生まれの高名な思想家である氏が,様々な悩める人と対話した記録を書き連ねた本です。

 しかし,私の印象に深く刻まれたのは,その問答そのものではありません。悩める人との対話を始める前に添えられる,四季折々の素晴らしい自然描写に心を奪われたのです。そこには,今にも眼の前に浮かび,耳に届きそうな,大自然の一風景が鮮やかに描かれていました。

 文章の端々から,自然の恵みに対する驚き・共感・畏敬の念などが,ひしひしと伝わってきます。その後で,個々人の悩みを聞くと,何と小さく感じられることか。悲しいかな,悩める人たち共通の特色は,同じ時,同じ場にいながら,その美しい景色に気づかないこと,心が向かわないことなのです。

 しかし,ふと気がつくと,私自身も,たとえ大都会でも静かに続く大自然の営みに気づかない「悩める人」になっていたのです。

 また,南風舎の岡部正敏さんが,いつも送ってくださるメルマガ&ブログ「暇人の独り言」も,私が大好きなネット情報のひとつです。

 本題となるニュースの前に,必ず数行の文章が添えられています。それは,多くの場合,通勤途上や会社の近所で目にした「小さな自然」なのです。そこに「花鳥風月」の真善美を感じる心,それを親しい仲間に伝えようとする心に,私は感銘を受けるのです。

 何より,このメールを読み続けるたびに,私は,岡部さんへの敬愛の念を深めていくのです。

見慣れた日常「ケ」から,非日常「ハレ」を探す

 そんな2人の先人に触発されて,私も,何年か前から3行散文を始めました。

 始めてみてすぐにわかったのは,たった3行でも大変難しいということです。これは文章を書く技量の話ではありません。いざとなると,書くべき感動が見つからないのです。実は「見ているようで,何も観てはいなかった」ことに気づきました。

 3行散文を書くことで,紹介すべき感動を「毎日,探さなければならない」ことになりました。これこそが,3行散文を書くことを契機にした「新しいポジティブな生活サイクル」の始まりなのです。

 「3行散文を書き続ける」→「毎日書くことを探す」→「通勤時などに眼を凝らす」→「偶然出会った小さな発見に感動する」→「書くことで感動が増幅される」→「また3行散文を書きたくなる」→「小さな発見をするのがうまくなる」→「感動が眼に飛び込んでくるようになる」→「書ききれないほど日々美しいものに出会う」→「毎日が楽しくなってくる」…

 それだけではありません。

 例えば,3行散文で,路傍の「名も無き花」に出会ったといたしましょう。その花について知りたくなれば,すぐにネットで検索をするはずです。すると,「よくぞここまで詳しく解説を」と思うほど,懇切に解説してくれるサイトが見つかるのです。また,「自分と同じ花に感動した人」がネットにアップロードにした「花の写真の数々」も見つかることでしょう。

 こうして,ちょうど文字や名前を憶え始めた小学生のように,「学ぶ楽しさ」を感じることもできるのです。

 3行散文という新しい毎日の習慣を通じて,凝り固まっていた心が動きだしました。日々の通勤時間に「発見する楽しみ」「味わう楽しみ」が生まれ,1日1つ「学ぶ楽しみ」「伝える楽しみ」が増えたのです。

ブログに好適なケータイ写真で手間要らず

 さらに,先月から最新機種でのケータイ写真ブログを始めました。そしてすぐに,3行散文の楽しみと審美眼を深める活性化効果が,一層広がり深まることを感じました。

 まず第一に,いつも写真を撮りたくなる楽しみが増えたことです。ブログへの投稿を前提に「気楽に写真を撮って,気楽にアップする」軽快な環境を手にすることができたのです。

 もともと,私も写真を撮るのが大好きな人間の一人でした。しかし,プリント用に撮影した高解像度画像データを,わざわざブログ用に活用するのが「ひと手間」でした。パソコン用に取り込んだ上で,わざわざサイズを縮小したり,それをブログサイトにアップロードするのが面倒だったのです。ですから,ついつい,既にネット上にある画像にリンクすることでお茶を濁していたのです。

 また,これまでのケータイに付属したカメラの性能も,データ容量もいまひとつでした。ですから,たとえブログ用に使う小さな画像であっても,中途半端な画質になってしまうのでした。そして,撮りためた写真のデータで,あっという間にケータイの内蔵メモリー・外部メモリーが満杯になってしまうのも問題でした。画像をアップロードするにも,時間とコストがかかります。

 しかし,昨今は状況が一変しました。

 私が使うケータイは,何と最大3メガピクセルの手振れ軽減オートフォーカスのカメラが内蔵されています。加えて,内蔵メモリーが1ギガもあるので,音楽鑑賞は携帯よりもiPodを使う私には,ブログ写真用に申し分ない性能なのです。

 手間をかけないために,まずケータイカメラの画像サイズは「ブログにぴったりのサイズ」に設定しておきます。そして,いつも手にしているケータイの利点を生かして,素敵な光景に出会ったら,何も考えずにシャッターを切ります。内蔵メモリーは十分なので,気にする必要もありません。

 あとは,ブログ記事投稿時に,ケータイのデータ・フォルダの中にある写真からいくつか選んで,添付するだけなのです。

ケータイ写真があれば,5分でブログ更新可能

 気が向けば,写真を撮ると同時に,すぐさまブログ記事をアップすることもできます。私が実践しているケータイ写真ブログ投稿の手順を見てみましょう。

1)アドレス帳からブログ投稿アドレスを呼び出し
 ケータイのアドレス帳を呼び出してメールを送信するという操作は,誰でも当たり前に使っているでしょう。実は,この操作とブログ記事投稿は,まったく同じ操作なのです。「ブログ記事投稿用のメールアドレス」を呼び出すだけの手間で済むのです。

2)題名には,固有名詞=キーワードを入れて明解に
 アドレス帳を呼び出して現れたメール作成画面に題名を入力しましょう。「メールの題名=ブログの題名」になります。検索エンジン対策も考慮して,固有名詞やキーワードを盛り込んで,気の利いたタイトルをつけましょう。

3)お気に入りの写真を何枚か添付する
 本文よりも先に添付ファイルを選ぶ欄があるのが,ケータイの面白いところ。まさに,写真が主でテキストが従だから手軽です。私のケータイでは,日付別に写真のフォルダができるので,お目当ての写真が探しやすくて重宝しています。

4)本文は短く。素直な感情を書き留める
 同じく「メールの本文=ブログの本文」となりますので,あとは,メールを書く気安さで,3行散文を書くだけです。これは気の向くままに,親指が疲れない程度に短く,喜怒哀楽の感情に忠実に書けば良いでしょう。

5)あとは更新ボタンを押すだけ
 たった,これだけの手間なのです。後は確認画面を経てメールを送信すれば終わりです。写真を何枚か送っても,最近は高速通信ができるので,いらいらすることはなくなりました。

6)カテゴリーを後で設定して登録し直す
 ただし,メール送信だけでは,ブログ記事のカテゴリー設定ができないのが,ちょっと残念です。私は,メール送信でブログ更新を終わらせたあとで,あらためて記事ごとのカテゴリーを設定しています。

 DUOBLOGの場合は,自分で設定するブログごとのカテゴリーと,全ブログ共通のカテゴリーの2つが設定できます。これら2つを設定しておけば,前者は固定ファンにとって役立つ整理棚に,後者は新規ファンを導くルートになるかもしれません。

7)PCでも閲覧,編集可能
 DUOBLOGが便利なのは,ケータイのみならず,パソコンでも閲覧や編集ができるところです。ケータイで更新して,パソコン仲間に紹介するといった組み合わせも自在で便利なのです。
 

メルマガ・ブログ読者をケータイ・ブログに誘導

 さて,こうして省時間・省手間・省コストで企画運営できる,ケータイ写真ブログを,自己活性化ツール以外で活用するにはどうしたら良いでしょうか?

 私見では,「個人の公式ブログ」と表裏一体を成す「私的な裏ブログ」に好適だと考えています。今後,ブログが気の利いたビジネスパーソンの名刺代わりとして一般化するはずです。その時,PCベースのビジネスブログが,公式の表ブログになるでしょう。一方で,日々の心の動きを,ごく親しい人にシンプルに伝えるようなケータイ写真ブログが,私的な裏ブログになるでしょう。

 この私的なケータイ裏ブログが,公式の顔=表ブログやメルマガからも見えているかどうかで,人間関係の広がりや深まりが違ってくると考えます。

 そのためには,表ブログやメルマガから,「裏ブログへの動線=リンク」が必要になるでしょう。私はメルマガの冒頭に,その3行を書き加えてケータイ・ブログへの誘導リンクを添えています。また,ブログの文末に電子署名を添えて,そこからケータイ・ブログにリンクをしても良いでしょう。

 こうして,ケータイ・ブログの写真に反応してくれるような親しい方を,ビジネスシーンでも増やせれば,公私両面で人間関係が豊かになると思うのです。

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 ケータイ写真ブログを始めて,今更ながら,その感性増幅効果に気づきました。

 これを毎日こつこつ続ければ「365日の日めくり自分歳時記」になることでしょう。それは,日々の小さな感動が蓄積され保管される「感動のライブラリー」にもなるはずです。ですから,たとえ読者がいなくとも,毎日のケータイ写真ブログは,自分の感性を磨くのに役立つでしょう。

 しかし,その一方で,ケータイ写真ブログがSNS以上の「縁結び効果」を持つキラーコンテンツになるのではないかと,ひそかに楽しみにもしているのです。