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 前回は,なぜ口コミを主体にした病院検索サイトが脚光を浴びているのか,生活者=患者の立場から考察しました。実際にQLifeを使ってみて,その可能性を体感した方も少なくないでしょう。

 今回は,口コミで評価される病院・医師の立場から,病院検索サイトを集客とリピーター獲得に積極活用する手法を考えてみます。その影響力が増加の一途であったとしても,ただいたずらに口コミサイトの評価に怯(おび)える必要はありません。この口コミ・ネットコミパワーを逆に積極活用することで,良い評判が集まりファンを増やすことができるはずです。

賢い生活者は,ネットをかく用いて病院を探す

 例えば,私の家族が,何かの病魔に見舞われたと分かったら,まず何をするでしょうか。

 インフォームド・コンセントの徹底で,以前よりは患者に情報が開示されるようになりました。とはいえ,まだまだ十分とはいえません。仮に信頼に足る主治医がいたとしても,もう一つの答え=セカンド・オピニオンを知りたいと思う人も多いでしょう。

 ですから,私なら真っ先にネットを検索しながら,その病気の正体と治療法を知り,専門医を探そうとするはずです。

STEP1 病名でYahoo!& Google検索して予備知識を得る

 まず最初に,検索エンジンを使って「病名」「病名+治療法」「病名+症例」など入力してキーワード検索をします。

 おそらく,そこで見つかるのは,ネット書店で売られる病名のついた本,新聞・雑誌の健康関連記事,テレビの健康番組サイト,情報発信に熱心な製薬メーカーあるいは専門医のWebサイトやブログ,患者ブロガーの闘病日誌などでしょう。

 また,先日開設されたQLifeの「初心者向け病気セルフチェック・コーナー」も便利です。大手製薬会社約20社の協力で,約100の病気・症状別啓蒙サイトが集約されていますから,このコーナーを活用するのも良いでしょう。

 これらのネット情報を読めば,立ち向かうべき病気に対する予備知識を,それぞれの視点から多面的に得ることができるはずです。

STEP2 クチコミ病院サイトで,その病気に強い病院を探す

 続いて,QLifeのような口コミ病院検索サイトを活用して検索を続けます。その「病名」と「地名」「駅名」を入れて検索すれば,その病気を専門とするご近所や通勤・通学途上の病院を見つけることができるでしょう。併せて,その病院を賞賛する口コミも読めるのが便利です。患者の視点で,その病院の実績や,医師のお人柄も感じることができるはずです。

STEP3 病院名で再検索して,より病院情報を立体的に知る

 こうして,主治医候補のお医者さんが数人に絞られたら,もう一度,その「病院名」さらには「お医者さんのお名前」を検索エンジンに入力して調べます。

 そうすれば,その病院の公式サイトやブログが見つかるかもしれません。また,口コミサイトには掲載されていない患者が書いた個人ブログなどが見つかれば,病院やお医者さんの評判を知る一助になるでしょう。

 また,検索をした際に,総数で何件ヒットしたか,どんなサイトが上位に表示されたかも参考になります。さらに,出版・講演・学会発表などの実績はあるか,といった関連情報も集めて,患者発口コミ情報と合わせて判断したいものです。