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国民生活白書 平成19年版
編纂:内閣府
出版社:時事画報社
価格:1575円(税込)
ISBN:978-4915208171

 白書に掲載された統計データをじっくり眺めていると,今企業で問題とされているテーマについて,その実態が見えてくる。さらに,それらの諸データを組み合わせながら吟味していると,その関係の中から問題に対する対策の一部がだんだん見えてくるような気がしてくる。

 国民生活白書の平成19年版は「つながりが築く豊かな国民生活」がテーマとなっており,第1章が「家族のつながり」,第2章が「地域のつながり」,そして第3章が「職場のつながり」になっている。

 第3章で取り上げられているテーマと統計には,例えば以下のような項目がある。

* 職場のつながりの変化をもたらした背景として

  • 終身雇用に対する意識の変化
  • 成果主義の導入状況
  • パート・アルバイトへのシフト状況

*職場のつながりの変化による影響として

  • 仕事のやりがいや雇用の安定への充足度の低下
  • 生きがいを見つけるために働く割合の低下
  • 仕事上の負担感の増加
  • 職場内コミュニケーション不足と病の関係
  • 疲労感・ストレス・負担感の増加

*職場のつながりの再構築に向けた新たな取り組みとして

  • 従業員満足度を高めることが競争力につながる
  • コミュニケーション円滑化、若手技術者への技術・技能の伝承など成果を上げた事例紹介

 統計データをじっくり眺め,そこから発信される実態や現場の叫びを聞き取り,現場の要求や求められている対策を探るのは,大変興味深く面白いことである。

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