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最近のハードディスクはどんどん大容量化が進み、小さな容量のものの入手がだんだんと難しくなってきて悩んでいます。このことを他の人に話すと、大抵は「え?大は小を兼ねるので大容量なものを使えばいいのでは?」という返事が返ってきます。しかし、必要以上に大容量のハードディスクは、いろいろと不便が多いのです。今回はその理由について述べてみたいと思います。

フォーマットやRAID再構築に時間がかかる

例えば80GBと1TBのハードディスクでは、実に12.5倍もの容量差があります。いろいろな要素を省いて単純に考えると、フォーマットやRAID再構築も12.5倍の時間がかかるということになります。仮に80GBのハードディスクを使ったRAIDの再構築に3.5時間かかるとすると、1TBのそれは、諸要素を除いて単純計算すると44時間もかかることになりそうです。フォーマットやRAID再構築は結構時間がかかりますので、この差はとても大きいです。

RAID再構築と言えば、こんな話があります。例えばサーバに3個のハードディスクが搭載されていて、2個をRAID1(ミラーリング)に、1個をHotSpareにしているサーバがあったとします。サービス提供中にRAID1側ハードディスクの1個に障害がおきるとHotSpare側ハードディスクがActiveになって自動的にRAID再構築がかかりますが、このRAID再構築時はレスポンスがものすごく悪くなります。大規模サイトともなると、クライアント側に一切レスポンスを返さなくなるくらいです。理想論を言えばRAID再構築がかかったサーバはサービスから切り離すべきですが、現実的にはどうしてもサービスから切り離せないサーバもありそうです。そんな場合はやはり、RAID再構築が極力短くて済む容量の小さな容量のハードディスクのほうが望ましいです。

容量の大きなハードディスクは壊れやすい、かも

容量の大きなハードディスクは容量の小さなそれと比べて壊れやすい、というのはよく聞く話です。実測データはありませんが、普通に考えれば、記録密度が上がることで単位ビット当たりの専有面積が狭くなるので、エラーが発生しやすい、すなわち壊れやすいというのは、一応筋が通っています。ただし、このあたりは技術革新によって解決される可能性もあるので、一応一般論として捉えてください。

まとめ

容量の小さなハードディスクと大きなハードディスクの価格差があまりなければ、何も考えずに容量の大きなハードディスクを買ってしまいそうですが、サービスで利用するハードディスクは、用途にあった容量のものを選択しないと、無駄な作業時間が多く発生します。普通のWEBサーバであれば36GB、もっと言えば18GBでも十分なことが多いです。というわけで、ハードディスクを購入する際は、容量の大きすぎるハードディスクを使わないほうがよいと思います。