記者の眼
目次
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ドコモの自転車で都内を走破、感じた「らしさ」と課題
ようやくコート無しで出歩ける季節になった。スギ花粉もだいぶ収まってきた。記者もちょうど、書き下ろしの書籍と雑誌の特集記事の執筆・編集作業が終わり、残業続きの日々からようやく解放された。よし、あれに挑戦してみよう――。
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志が低い人が出世する現実に失望し、「個人の力」を知りたくなった
「なんてひどい話だろう」。日経ビジネスの取材班が、内部告発や取材を基に東芝の内情を描いた書籍「東芝 粉飾の原点 内部告発が暴いた闇」を読んだ感想だ。東芝の状況は、この本が発行された2016年7月に比べ、さらに悪化している。
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何でもかんでもPCでメモを取るのをやめませんか?
「orenznero(オレンズネロ)」が市場から消え、とにかく手に入らない。ぺんてるが2月に発売した、税抜き3000円の高級シャープペンシルだ。
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IT業界のバブル入社組を襲う恐怖の役職定年
一定の年齢に達すると役職を外され、実質的な給与ダウンとなる「役職定年」。IT業界でも導入が進んでいるが、一方で現場をリードしてきた50代の管理職が翻弄されている。モチベーションが下がり、長年勤めた会社を去るケースも。50代を襲う“恐怖の役職定年”を探ってみた。
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歩きスマホを撲滅できないなら、逆に公認すればよい
社会問題にもなっている「歩きスマホ」。技術が引き起こした問題なのだから、技術で解決できないか。この記事をスマホで読んでいるみなさんも、立ち止まって考えてみませんか。
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米国人と押し問答、「正論は日本企業には通じない」の情けなさ
仕事の関係で米国の経営幹部や大学教授と長い電子メールを何度もやり取りした。彼らの主張はいずれも正論である。だが「日本では通じない」と思ってしまう。「あなたの正論は日本で通じない」と英語でどう表現すればよいのか。
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墜落する玩具ドローンの「いま」
2016年は、千葉県の幕張新都心で実施された「ドローン宅配」の実証実験を皮切りに、全国各地で物資を輸送する実証実験が行われた。この1年で、ドローンの産業活用に向けた取り組みはかなり活発になっている。ところが、ITproの読者や編集部の記者は、さほどドローンへの関心が高くない。それはなぜだろうか。
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セキュリティ人材、「IT部門に6年いたら終わり」
東京オリンピック・パラリンピックを迎える2020年、セキュリティ人材が19万人以上足りない――。政府の内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)はこの危機感の下、経済産業省や総務省、文科省とともに明日からの2017年度、セキュリティ人材の育成を加速させる。
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iPhoneで泣き笑い、日の丸部品メーカーの10年
「アップルは大のお得意様。どんな無理難題を言われても、歯を食いしばって対応するしかない」。最近、iPhone発売からの10年を総括する記事をよく読む。そこで思い出したのが、ある国内部品メーカー幹部の話だ。
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マイナンバー情報連携の本格運用はなぜ延期できたのか
マイナンバー制度での情報連携とマイナポータルの本格運用が、計画の7月よりも3カ月程度遅れて10月ころの開始になることが決まった。総務省と内閣官房が連名で3月17日に発表した。両システムとも計画通り7月に稼働させるが、3カ月程度の「試行運用」期間を設け、その後に「本格運用」に移行する。
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10歳になったiPhoneとウチの猫
2017年、iPhoneは生誕10周年を迎えた。これを機に、この3月はiPhoneに関する特集を続けている。もう一つ、個人的に10周年を迎えたものがある。ウチの猫を飼い始めて10年になるのだ。この10年を改めて振り返ってみると、iPhone(やそれを作った米アップル)と猫には共通する点が多いように…
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プログラミングを社会の授業で教えたい
人工知能が既存の仕事を奪う一方、新しい仕事を生み出すと予想されている時代。プログラミングを通してコンピュータの性質を体験的に理解し、コンピュータと社会や仕事の関係を、小さいころから考えることが、今後非常に重要になる。
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そろそろマズいぞ、企業対応進まぬ改正個人情報保護法
「個人情報保護法の改正に対応しなければならない、という意識が高まってこない。このままで大丈夫なのだろうか」。富士通総研の上 茂之氏は警鐘を鳴らす。改正された個人情報保護法は2017年5月30日に全面施行される。あと2カ月しか猶予がない。
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赤字転落のIT企業、よどんだ組織を「Slack」で変えた
「隣の部署は別の会社。悪い報告は上げない。そんな言葉が社内でまかり通っていた」。セゾン情報システムズの小野和俊常務取締役兼CTO(最高技術責任者)は2013年に同社に加わると、想像を超えた組織の風通しの悪さに驚いたという。
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PC軽量化をとことん突き詰めてみる
2017年に入ってからは「13.3型で700g台」の軽量PCがいくつか登場している。だが個人的には、PC装備(PC本体、またはPC本体と動作に必須の周辺機器の組み合わせ)は、さらに軽くできるのではないかとも思う。
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IoT人材の特需はせいぜい5年と思っていたら「100年」続くらしい
IoT人材は「特需」を迎えているようだ。このエンジニア獲得競争はいつまで続くのだろう。筆者は漠然と、5年もたてば終息すると思っていた。ところが識者に話を聞くと、そのような一過性のものではないらしい。
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VRなんて自分には無関係という勘違い、あなたもきっと後悔する
あまりゲームをしない筆者にとって、最近のVRブームは自分には無関係と思っていたのだが、大きな勘違いをしていることに気づいた。VRはゲームだけのテクノロジーではない。「関係ない」と思い込んでいた自分を今では恥じている。
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プログラミング教育ブームだが、肝心の子供たちは楽しんでいるのか?
世はプログラミング教育ブームである。2020年から始まる小学校でのプログラミング教育必修化を見据え、さまざなイベントや取り組みが実施され、関連書籍・ムックも数多く発行されている。
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人生を左右する決断のとき、AIの助言を受け入れられるだろうか?
豊かな自然と美味しい食べ物があり、様々なレジャーを楽しめる。勤務地からは30~40分の距離。この条件に当てはまるのが、福岡県最西部にある人口10万人の都市、糸島市だ。糸島市と九州大学、富士通研究所は共同で、移住満足度の向上を目指す人工知能(AI)活用プロジェクトを進めている。
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コネクテッドカーなのにまだ距離を感じる「通信」と「自動車」
「つながるクルマ」、いわゆるコネクテッドカーへの注目度が急速に増しているが、自動車業界の通信に対する認識はまだまだ不足している。通信業界と自動車業界が歩み寄る場が求められる。