記者の眼
目次
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専門家が警告! 人工知能システムのテストは「カオス」
AI/機械学習の活用が進むにつれて、一つの大きな問題が浮上する。システムのテストだ。「AI/機械学習システムのテストは非常に面倒(mess)だ。解決策を誰も見いだしていないと思う」。米メリーランド大学コンピュータサイエンス部門教授のアティフ・メモン氏はこう警鐘を鳴らす。
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WannaCry、ランサムウエアというよりむしろワームと考えるべきだった
5月12日に出現し、世界中の管理者やユーザーを泣かせた「WannaCry(ワナクライ:泣き出したい)」。「ランサムウエア」の枕詞が付いていたが、ネットワーク経由で増殖する「ワーム」でもあった。感染防止の観点では、ワームである点をもっと強調すべきだった。そうすれば、社内ネットワークへの侵入を防げた可…
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“クラウドのようなもの”に落とし穴、IT部門は価値を生めるか
仮想化インフラで得られる恩恵の多くはコスト削減の範疇だ。コスト削減に力を入れすぎ、バリューをディスカッションする時間が失われたなら、自前インフラへの拘泥に反省点はある。
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トヨタ生産方式は数百円センサーやiPadで進化する
「トヨタ生産方式は、iPadや、価格が数百円のセンサーといったITを使うことで、より一層進化できる」。製造現場のワークスタイル変革について取材していくなかで、記者はこう確信するようになった。
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マイナンバーカード普及のカギ? 誰も知らない「地域経済応援ポイント」
「地域経済応援ポイント」をご存じだろうか。9月以降に各地の自治体で実証事業が始まる。総務省はマイナンバーカードの普及・活用促進策の3本柱の一つに位置付けている。どのくらい魅力的なサービスなのだろうか。
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無知で未成熟な「AI脅威論」 3つの誤解と本当の課題
筆者は先月、総務省による人工知能(AI)開発ガイドライン素案策定の動きについて、Preferred Networks(PFN)最高戦略責任者の丸山宏氏による批判を紹介した。
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あまりに危険なIoT、濃いコーヒーを飲まされる恐れ
海外のニュースサイトは2017年3月下旬、ネットワークにつながる食洗機に脆弱性が見つかったと報じた。攻撃者に食洗機を乗っ取られて、皿を洗われてしまう危険性があるというのだ。2008年には、コーヒーメーカーの危険な脆弱性が報告されている。薄いコーヒーが好みでも、濃いコーヒーを飲まされる恐れがあったの…
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「一生食べていけるキャリア」の有無が分かる10の質問
56歳だがまだまだ仕事をしなければならない。自分は「一生食べていけるキャリア」を持っているのだろうか。たまたまキャリアに関する本を読んだので自問自答してみた。
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残業チェックばかりではダメ!経営者がやるべき本当の「働き方改革」
残業を制限する、テレワークの環境を整備するといった「働き方改革」が盛んになっている。だが、現場の社員に行動を促す施策ばかりなのが気になる。こうした制度や仕組みの整備も結構だが、マネジメント層が働き方改革促進のためにやるべきことは他にあるのではないか。
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隙あらばキャッシュバック、懲りないソフトバンク
携帯電話の販売適正化に向け、総務省が「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」の適用を始めてから1年。携帯電話大手3社が行政指導や行政処分を受け、キャッシュバックはさすがに終息すると見られた。だが、年間最大の商戦期となる2017年3月には一部で復活した。
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サーバー無しでコードを実行する「サーバーレス化」、一筋縄ではいかない
仮想マシンを使わずコードを実行する「サーバーレス化」を採用するユーザー企業が増えている。普及に一役買っているのが、クラウドベンダーが提供するイベント駆動型コード実行サービスだ。
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働き方改革の抵抗勢力、推進側が「正義」で反対派が「悪」ではない
働き方改革のリーダーが必ずぶつかる壁がある。社内の抵抗勢力だ。変革を起こそうとすれば抵抗は必ず発生する。その向き合い方のコツは相手への共感だ。
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立てれば分かる、「Mastodon」がはやるワケ
Twitterのようなサイトを簡単に構築できる「Mastodon(マストドン)」がネットを騒がせている。数百ユーザー単位のミニTwitterが相互に連携する仕組みで、国内ユーザーは5万人を超えた。なぜここまで流行るのか。自分で構築してみれば一目瞭然だ。
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永遠の課題「ベンダーロックイン」との付き合い方
ついにクラウドでも「ベンダーロックイン」のリスクが、現実となりそうだ。最近、こう実感する出来事や意見を頻繁に聞くようになった。
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万年筆を愛する私が、ネット上のモンスターを叱ってやるぞ
日本の消費者は常に高品質の製品やサービスを期待する。一見、当然のことのようだが、明らかに日本企業は客を甘やかしすぎた。ECサイトやソーシャルメディアなどが普及した今、日本中に自分を「神様」と思い込むモンスターカスタマーが徘徊する。
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ソフトバンクがバンクを超える日
ソフトバンクがその気になれば、銀行を凌ぐ金融サービス会社になれるのではないか――。筆者は最近、そんなことを考えている。同社のアプローチは、ある企業の成功と重なるものがある。
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頭を悩ませるIoTセキュリティ、業界をまたいだ指針づくりが始まる
筆者は最近、IoT(インターネット・オブ・シングズ)をテーマとした日経コンピュータの特集に、執筆チームの1人として関わった。同特集でテーマの一つとなったのが、IoTのセキュリティ対策だ。
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もう笑えないマイナンバーとマイナンバーカードの混同
世の中には、最後の一文字が違うだけで意味が全く異なる言葉がある。例えば、「被告」と「被告人」は使われる場面が違う。被告は民事訴訟で訴えられた側だ。被告人は、犯罪の嫌疑を受けて起訴された者で、こちらは刑事訴訟になる。
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電子行政サービスに不満があったら声を上げよう
新年度が始まったばかりでもあるので、代表的な電子行政サービスを紹介する。もし使い勝手に不満があれば、ぜひ各サービスの問い合わせ窓口などに声を届けてほしい。政府が電子行政サービスで「利用者目線での使い勝手」を重視する新方針を打ち出す準備を進めているので、利用者である国民にとっては大きなチャンスである…
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トラブルが相次いだ山手線新型車両E235系はその後どうなった?
東京都心部を1周するJR山手線で、間もなく新型車両「E235系」が増備される。ここに至るまでの道のりは平たんではなかった。量産先行車は営業運転を開始した当日に相次いでトラブルを起こし、当日中に運転打ち切りになった。
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