記者の眼
目次
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巨大データセンターの落とし穴,小さな嫌がらせが生む大きな問題
世はまさにインターネット・データセンター設立ブームである。儲(もう)かっている業者はほとんどいないようだが,インターネットのさらなる広がりを考えれば,いつかは儲かるだろうというので参入は後を絶たない。
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読者の皆様へ:12月5日付け「記者の眼」に関する若干の補足
記者の眼「巨大データセンターの落とし穴,小さな嫌がらせが生む大きな問題」に関する記事につきましては,皆様から様々なご指摘をいただき,ありがとうございます。IT Proより若干の補足説明をさせていただきます。
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「セルベッサ」に見る業務パッケージの幸福な未来像
最初に質問。あなたの会社は,社内で利用している業務システムのソース・コードを公開できますか? できない? それでは,その理由は?
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ASPは情報システムの究極の姿か
「ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)は情報システムの究極の姿」。あるシステム・プロバイダのトップは,ASP事業に積極的に取り組む理由をこう話す。一方で別のシステム・プロバイダの幹部は,「ASPなんて普及するはずがない」と,その将来性を否定する。
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IT活用は幸福をもたらすのか
21世紀を目前に控えて,マスコミはIT(情報技術)のキーワードでにぎわっている。数年後にくるブロードバンド・インターネットの世界が実現すれば,現在のテレビ映像をインターネットで配信することも技術的には可能となる。それを待たずとも,2001年の春からは次世代携帯電話サービスが実施される予定で,画面こ…
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ソフト開発に欠ける“ユーザーの視点”
新機能が増え,多くのユーザーのニーズを満たせるようになったエンド・ユーザー向けアプリケーション・ソフトウエア。しかし,なぜか初心者の負担は変わらないようだ。結果的に初心者を切り捨ててしまうアプリケーションが少なくないのは,なぜだろうか。
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ユニクロ・ネット戦略の真相
カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが,10月末にネット販売を開始した。ポリエステル製のジャケット「フリース」を約800万枚を売ったユニクロ旋風は,今シーズンも健在だ。工場の一角に50色のフリース・ジャケットを吊した印象的なテレビ広告を見て,「ネットでもまたユニクロに…
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高速インターネット接続,巨大事業者の計画的な全国展開だけが解なのか?
NTT再々編の論議が盛んである。11月16日には,郵政大臣の諮問機関である電気通信審議会(電通審)が11月16日,通信事業の競争政策とNTTの在り方に関する第一次答申(草案)を公表した。
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新ドメイン名の登場は悪いこと?
今年から来年にかけて,インターネットの世界ではドメイン名として利用できるアドレスが飛躍的に増加する。
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行き過ぎたバッシングで「未来」をつぶすな
ネットベンチャーたたきが,どうやら佳境を迎えたらしい。今,マスコミの“最後の標的”となっているのが,黒字企業の楽天である。2000年第3四半期(7~9月)の売上高の伸びが鈍化したのをとらえ,「もはや限界」「神話の崩壊」などの刺激的な言葉で,あたかも経営危機に陥ったかのようにはやし立てる。
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NTTの経営体質は,絶対に変えられない
「NTTが我々の望んでいるような姿に変わるかだって? そんなこと分かってるじゃないか。無理だよ,無理」。
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急がば回れ? 新人教育は“コンピュータの動く仕組み”から
「優秀な若手SE(システム・エンジニア)やプログラマがなかなか育たない」・・・。取材先や読者の方々から,そんな悩みをお聞きすることが多くなってきた。もちろん今に始まった問題ではないのだが,製品・技術の変化が激しい最近は,以前にも増して深刻な問題になってきているようだ。
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ブロードバンド求めて「孟母三遷」?
前回,「今すぐ欲しいブロードバンド・ネットワーク」と題して,日ごろの焦燥感をぶちまけた原稿を書いたところ,いろいろな方からたくさん応援メールをいただいた。
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変われるか,日本のSI取引
システム開発プロジェクトの90%は成功している---。大手のSI(システム・インテグレーション)ベンダーはこぞって,自社のSI力が高いと主張する。確かに,システム開発プロジェクトを途中で投げ出した話は聞こえてこない。しかし,本当に成功しているのだろうか。
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大規模ECサイトの将来
このところ本誌の企画記事が電子商取引(EC)づいているので,ECにかかわるさまざまな企業におじゃますることが多い。夏まえには「売れる店」という視点で,つい先月には「ECサイトは止められない,24時間営業が当たり前」という視点でコンシューマ向けのECサイトを運営されている企業の方,ECサイトづくりに…
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要するに“コスト”,メモリー戦争“Rambus対DDR”の決着は2002年に
「次世代パソコンの主記憶に何を使うか」。いま,パソコンの主記憶に使うメモリーを巡って,熱い議論が繰り広げられている。
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余計な機能がセキュリティ・ホールを招いていないか
次々と発見されるセキュリティ・ホール。最近では,WWWブラウザやメールなどクライアント・ソフトでも発見されており,「管理者だけではなく,一般ユーザーもセキュリティに関心を持たなければならない」と言われるようになってきた。しかし,メーカー側が,もう少しセキュリティについて考慮してくれていれば,これほ…
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IT教育における“企業の役割”を忘れていないか?
IT教育論議が盛んだが,議論は個人の自覚,努力,自発性を前提としたものにとどまっているのではないだろうか?
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CrusoeとMobile Linuxに大いに期待する私は間違っている?
ソフトウエアでx86互換を実現する「Crusoeプロセサ」。そして,米Transmetaが提供するOS「Mobile Linux」。Transmeta社には,Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏が在籍・・・。
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Linuxブームが残したもの
この10月31日と11月1日の2日間にわたり東京ファッションタウン(東京江東区)で,Linuxのビジネス活用に焦点をあてた展示会「Linux World Conference & Demo/Tokyo 2000」(IDGジャパン主催)が開催された。Linux World Conferenceは,L…