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写真1●2010年11月25日に発売されたNECアクセステクニカ製のWiMAX対応モバイルルーター「Aterm WM3500R」
写真1●2010年11月25日に発売されたNECアクセステクニカ製のWiMAX対応モバイルルーター「Aterm WM3500R」
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 国内最長の8時間駆動をうたう、NECアクセステクニカ製のWiMAX対応モバイルルーター「Aterm WM3500R」(写真1)。持ち歩くデバイスだけに、バッテリー持続時間が長いのは嬉しい。今回、このWM3500Rを試してみる機会を得たので、その使用結果を報告しよう。

 まずは、WM3500Rの概要をまとめておく。WM3500Rは、NECアクセステクニカが2010年11月25日に発売したばかりの最新のモバイルルーターだ。WAN側は下り最大40Mビット/秒(理論値)、上り最大10Mビット/秒(同)という通信速度を持つWiMAXに対応し、LAN側は2.4GHz帯のIEEE 802.11n/g/bの無線LANに対応している。

 最大の特徴は、冒頭にも触れた通りのバッテリー持ちの良さだ。フル充電での連続通信時間は最大約8時間にも上る。WiMAX対応モバイルルーターの従来製品では、同じNECアクセステクニカの「Aterm WM3300R」が最大約2.5時間、シンセイコーポレーションの「URoad-7000SS」が最大約3.5時間、ソフトアンドハードの「egg」が最大約5時間だ。eggと比べても、1.5倍以上の長時間稼働が可能になった。

 WiMAX以外のWAN回線に対応したモバイルルーターに比べても、WM3500Rの連続通信時間は長い。イー・モバイルの「Pocket WiFi」は最大約4時間、NTTドコモの第3世代携帯電話(3G)に対応したバッファローの「DWR-PG」(NTTドコモは「BF-01B」として販売)は最大約6時間である。

 販売価格についても触れておこう。WM3500Rの通常価格は1万9800円。ただしUQコミュニケーションズでは現在、2011年1月10日までの限定で「WiMAX端末特価キャンペーン」を実施しており、1年間の継続利用を条件に月額3880円で使える「UQ Flat 年間パスポート」を契約した場合の販売価格を5800円としている。

 UQ WiMAXのMVNO(仮想移動体通信事業者)であるヤマダ電機の場合は、さらに安い。「YAMADA Flat 年間パスポート」や「YAMADA Flat 完全定額プラン」を契約した場合の価格は2800円だ。登録料2835円と合わせても初期費用は5635円。非常にリーズナブルと言える。

本体のランプ表示が突然消えて焦る

写真2●ボタンは、左から「電源ボタン」「設定ボタン」「RESETスイッチ」。表示ランプは、左から「アンテナランプ/WiMAXランプ」「WLANランプ」「バッテリーランプ」「POWERランプ」
写真2●ボタンは、左から「電源ボタン」「設定ボタン」「RESETスイッチ」。表示ランプは、左から「アンテナランプ/WiMAXランプ」「WLANランプ」「バッテリーランプ」「POWERランプ」
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 さて、ここからは実際にWM3500Rを使ってみて感じたことを述べよう。

 まずは、「電源ボタン」を少し長押しして電源を入れる(写真2)。「POWERランプ」「WLANランプ」「バッテリーランプ」「アンテナランプ/WiMAXランプ」と順番に点灯していき、WAN側のインターネット接続が完了する(評価用端末だったためサービス加入契約の処理は既に終了していた)。ただし、接続完了までには若干時間がかかる印象だ。電源ボタンを押してから完全につながるまでの時間は1分弱ほど。筆者が普段使っているPocket WiFiは30秒足らずで接続が完了する。“慣れ”の部分も大きいとは思うが、急いでつなぎたい場合などでは、1分間というのは結構長く感じてしまうのも事実だろう。

 続いて無線LAN側の接続だ。工場出荷時のSSIDと暗号化キー(初期設定はWPA/WPA2-PSK AES)は本体の裏面に記述されているので、端末で該当のSSIDを選び暗号化キーを入力する。なお実際に使う場合は、セキュリティ確保のために少なくとも暗号化キーは工場出荷値から変更した方がよいだろう。

 こうしてほとんど問題なくインターネット接続が完了した。ところが、WAN側の接続が完了してから1分ほどたつと、突然、ランプ表示が消え、POWERランプの点滅が始まった。ノートパソコンで電源ランプの点滅というと、スタンバイ状態を意味する。もうスタンバイに入ってしまったのかと驚き、再度、電源ボタンを押してみても表示は戻らない。いったい何が起こってしまったのだろうかと焦る。

 答えは、単に「自動LED消灯」機能が働いて表示が消えただけだった。再表示するには電源ボタンではなく隣の「設定ボタン」を押せば良い。分かってしまえばなんのことはないが、様々なデジタルポータブル機器を使ってきた経験上、消えた表示を元に戻す際には、どんなボタンでも良いから軽く押せば良いという先入観があった。このため、電源ボタンで表示が戻らなかったときに、違うモードに入ったのだと勘違いしてしまった。このへんの使い勝手がメーカーによって異なるのは仕方のないことだとは思うが、Pocket WiFiは使っていてそういう違和感がなかった。WM3500Rには少しクセがあると感じた。