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 9月15日(木)から4日間、千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2011」(TGS2011)がスタートする。クールジャパンの代表格として、海外でも非常に人気が高い日本のゲーム産業だが、今年はある種のターニングポイントを予感させるイベントとなりそうだ。

 今年のTGSのホールマップを見ればよく分かると思うが、ゲーム・プラットフォームの勢力争いがこれまでになく複雑化している。従来、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)やマイクロソフト、任天堂によるゲーム専用機の主導権争いが話題の中心で、PC(オンラインゲーム)や携帯電話はその争いとは一線を画すという図式だった。

 ところが、スマートフォンやタブレットなどの新型ハードウエア、さらにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)といった新しいゲーム・プラットフォームが参戦することで、ハードやOS、サービスといったさまざまな階層(レイヤー)でゲームビジネス基盤のせめぎ合いが本格化したのだ。

 例えば、SNS大手であるグリーはTGSに初参加ながら、最大規模の単独ブースを構えた。同社が発表したブース内容を見ると、KONAMIやバンダイナムコゲームス、スクウェア・エニックスなど国内大手のゲームソフトメーカーのほとんどがサードパーティとしてタイトルを提供している。グリーをプラットフォームにしたソーシャルゲーム経済圏ができつつあるようだ。

 また、iPhoneやAndroidのスマートフォン/タブレット上で稼働するゲームタイトルも急増している。東京ゲームショウが8月31日に発表した資料によると、Android対応のゲームタイトルの展示が昨年の3本(申告ベース)から、33本へと急拡大。iPhoneタイトル(33本)と合わせると、全ゲームタイトルのうち約15%がスマホゲームとなった。これは、昨年の2倍の数字だ。