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「人工知能」アルゴリズムを競う

 使用するプログラミング言語はJavaやC、C#など、何でも構わない。勝敗はプログラミング言語のスキルではなく、問題を解くアルゴリズムの優劣にかかっている。

 CODE VSの試合は、選手が書いたプログラムから、Windows環境上のJavaで動作するゲーム用モジュールに対して入出力を行う形で競う。パズルゲームでは、通常はマウスやタッチ操作でブロックを動かすが、CODE VSでは、ゲーム用モジュールに命令を入力することでブロックを動かす。「人工知能」によって入力を自動化するため、人間にはできないような迅速な判断や操作も可能だ

 ブロックの消し方によって得点は変動する。連続的にブロックを消す「連鎖」を成立させれば、一挙に大量得点を獲得できる。ターン(ブロックの固まりが1回落ちて来ると1ターンで、最大1000ターンまで続く)が進むほど加算される得点が増えるルールになっている。

 連鎖を成立させると、相手に消すことができない黒い「お邪魔ブロック」を送り込むことができる。お邪魔ブロックをタイミングよく送り込んだり、送り込まれたお邪魔ブロックの配置を工夫したりして、ブロックを消しやすい状態を保つことも必要だ。

何もしない選手、盛り上がる会場

写真3●(前方左から)企画運営に携わったチームラボの田村哲也CTO、プログラマーのcolunさん、司会進行の高橋大輔さん。後方の「テックハニー」ことタレントの喜屋武ちあきさんは学生選手へのインタビューを担当
写真4●(前方左から)企画運営に携わったチームラボの田村哲也CTO、プログラマーのcolunさん、司会進行の高橋大輔さん。後方の「テックハニー」ことタレントの喜屋武ちあきさんは学生選手へのインタビューを担当
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 決勝トーナメントと言っても、プログラムのソースコードは既に提出済み。実は、選手が会場でできることは何もない。

 司会進行役でフリーアナウンサーの高橋大輔さん(写真4)が試合前の選手にコメントを求めても、「あとは祈るだけです」「バグで異常終了してしまうのが心配」といった通り一遍の答えしか返って来ない。

 選手は試合中、座っているだけなのだが、画面上でゲームの情勢は刻々と変化する。会場の舞台裏では、ゲームの進行スピードに緩急をつけており、勝敗に影響しそうな決定的場面で「スローモーション」になる演出もある。その時にすかさず、インタビュアーを務めるタレントの喜屋武ちあきさんが、座っている選手にコメントを求める。

写真5●決勝に進出したaltocolonyさん(左)とtek1031さん。決勝進出までの間も、altocolonyさんがあまり表情を変えないのに対して、tek1031さんは終始満面の笑みだった
写真5●決勝に進出したaltocolonyさん(左)とtek1031さん。決勝進出までの間も、altocolonyさんがあまり表情を変えないのに対して、tek1031さんは終始満面の笑みだった
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 このように、CODE VSでは地味になりがちなコンテストに、ショーの要素をふんだんに盛り込んでいた。プログラミングやアルゴリズムにさほど詳しくない記者も大いに楽しむことができた。

 CODE VSで決勝に進出したのは、スクリーンネームaltocolonyさんとtek1031さんだった(写真5)。決勝戦の試合前には、2人とも「見守るだけです」と短くコメントした。