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 ここでいうアナリストとは、DeNA特有の職種のことで、2013年8月に私がITproで書いた夏休みスペシャルの記事で詳しく紹介済みである(関連記事:東大助教がDeNA転じゲームの「KPI番人」たるデータサイエンティストに)。DeNAには提供するすべてのゲームタイトルにおいて、アナリストと呼ばれる「数字のプロ」が必ず開発チームに参加している。

 このアナリストは呼び方を変えれば、今はやりのデータサイエンティストであり、夏休みスペシャルで取り上げたDeNAの友部博教氏はまさに、アナリストを取りまとめるトップデータサイエンティストである(私の記事が出た後、友部氏は社内で『番人』というあだ名で呼ばれるようになったという、笑い話のような後日談がある)。

 私はこの時、記事の冒頭で、データサイエンティストに求められるコアとなる2大スキルは「統計学とプログラミング能力」という話題にも触れた(関連記事:「統計学とプログラミング能力の2つが両立していないと、採用でイエスと言えません」)。 そして今回紹介した福島氏もまた、自らプログラムを組むし、統計学が専門ではないが数学が得意である。

 「福島さんも立派なデータサイエンティストじゃないですか」。

 私が取材中にそう振ると、福島氏は「いえいえ」と謙遜していた。だが単なる偶然とは思えない。福島氏が若くして会社の中核システムを設計できたのは、「数学とプログラミング」を両方理解していたからだろう。

 これからはもっとマネジメントを学びたいという福島氏。この先が楽しみである。