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 「例えば、データセンター内に1000台のネットワーク機器があれば、それらを接続するリンクは1万本にもなる。このくらい大規模のネットワークになると、“いつも必ずどこかが壊れている”状態だ。それを前提に、ネットワーク全体としては安定して稼働を続ける設計をしなければならない」――。

 米マイクロソフトのEdet Nkposong氏は、2014年1月末、インターネットの運用や技術について話し合う日本の技術者コミュニティのミーティング「JANOG33」でこう語った。「Experiences with BGP in large Scale Data Centers」というセッションで、同社のデータセンターネットワークの特徴の一端を紹介したのである(写真)。

写真●JANOG33でのマイクロソフトによるプレゼンテーションの様子。左端はEdet Nkposong氏、右端はTim LaBerge氏。中央は通訳を担当した北島直紀氏。
写真●JANOG33でのマイクロソフトによるプレゼンテーションの様子。左端はEdet Nkposong氏、右端はTim LaBerge氏。中央は通訳を担当した北島直紀氏。
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 マイクロソフトは、これまでも米国のネットワーク技術者コミュニティであるNANOGなどで、同社のデータセンターネットワークの特徴について講演している(NANOG58の公開資料)。その内容の一部はITproの特集の中でも(ネットワークにダウンサイジングの波)紹介されているが、国内のイベントで詳しい話をしたのはおそらくJANOG33が初めてだろう。

 ポイントの1つは、BGP(Border Gateway Protocol)と呼ばれるプロトコルを使うこと。BGPは一般にISP(インターネット・サービス・プロバイダー)同士、またはISPと大規模データセンター間などを接続するのに使われるプロトコルだ。それを「データセンターの中」で使うという、比較的珍しい試みが上手くいっているという。