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 “公共交通通信環境評論家”を自認する筆者(要するに乗り物好き)は、ITproで「移動中もさくさくネット! 乗り物Wi-Fi大集合」という記事を担当した。この取材の過程で、気になる話を聞いた。最新の無線LAN(Wi-Fi)規格である「IEEE802.11ac」に対応した公衆Wi-Fiアクセスポイントが登場しているというのだ。

 IEEE802.11acは2014年1月に正式承認されたばかりの最新のWi-Fi規格である(関連記事:無線LAN規格IEEE 802.11acが承認、Draft対応製品が11ac正式対応へ)。パソコンでは最大通信速度1.3Gbps、スマートフォン/タブレットでは最大433Mbpsという、従来よりも高速なデータ通信が利用できる。

新たに販売される端末はほぼ11ac対応に

写真1●表参道駅構内の11ac対応アクセスポイントが設置されている場所
写真1●表参道駅構内の11ac対応アクセスポイントが設置されている場所
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 正式承認の少し前から、ドラフト(草稿)段階のIEEE802.11acをうたったWi-Fi対応パソコン/スマートフォン/タブレットなどの端末や、アクセスポイントが販売され始めていた。パソコンでは2014年春商戦向けモデルあたりの新製品から、11ac対応がほぼ標準仕様になりつつある(関連記事:11acがほぼ標準に! PC&スマホで対応機が急増)。

 交通機関や店舗などにおける公衆Wi-Fiインフラ構築を請け負っているNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)取締役サービス開発部長の北條博史氏は、「11ac対応のWi-Fiアクセスポイントの調達価格が下がりつつある。当社でも導入を始めたところだ」と話していた。

 実際、NTTBPは東京メトロ表参道駅の駅構内の3地点(写真1)で、11ac対応のWi-Fiアクセスポイントの実証実験を実施した(同社の発表資料)。