PR

上田:さらに、それを研究会で交換してさらに前に進めています。当社もそうしないと、いつまでも今のままで先に進めない。浮島さんだって、そんなこと分かっているはずです。

浮島:その通りだ。お前の言う通りだ。お前はそれが分かった。短い間でよくそこまで行ったな。よかったよ。もう、段取りがないとか、計画性がないとか、言われることもなくなるだろうな。

上田:どうしても説得できないんですか?なら、次長や浮島さんや私が開発部に異動して実施できませんか?異動できませんか?

浮島:可能かもしれないが、泉下さんや岡村はそれこそすべての力を使って邪魔をするだろうな。新しいことは常に失敗がつきものだ。ちょっと上手くいかないと「やっぱりダメだった」と社内世論をつくるだろうな。

上田:確かに……。

浮島:そうなったら、その後上手くいく可能性があってもそこで葬りさられてしまう。だから、俺たちの異動はベストではない。

上田:なら、どうすればいいんですか?

浮島:上田、冷静に考えろ。だいぶ答えが見えてきたろ?俺たちが異動してやるんではなく、あくまで開発部の泉下部長や岡村、今の課長クラスに積極的に責任もって研究・導入してもらうことしか成功する道はない。

上田:確かに、そういうことになりますね。

浮島:だろ?だから、その方法をずっと考えていた。この2日でその仕上げをやってたんだよ。

上田:はあ?

浮島:明日は第二水曜日だ。明日になればいろいろ動きがあるかも知れない。

上田:何があるんですか?

浮島:まあいい。今日は飲みにいこう。もう仕事の話は終わりだ。

※          ※          ※