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オンラインアカウントを全て消去、クレジットカードも切り替え

 仕事には別のノートパソコンを使っていたので、侵入されたパソコンはメインではあったものの、個人情報の点からは大して重要なファイルが入っていなかった。プライベートで一番困るとしたら、年賀状の住所録程度で、それも本当に住所だけだったので少ない知人に謝り倒せば何とかなる。デジタルカメラ写真は大量に保存してあったが、仮に全世界にばらまかれたとしても、その後の筆者の人生に大きな影響を与えない内容ばかりだった。

 最大の問題はWebブラウザーだった。アクセス履歴は残っているし、IDとパスワードが必要なサイトでは自動入力できるようにしていたところもあった。履歴を追うだけでいろいろなところへアクセスできるようになっていた。

 外部に持ち出すノートパソコンではいろいろと気を付けていたが、自宅のパソコンに他人がアクセスするとは思っておらず、完全に油断していた。「頭が真っ白になった」と書いたのはこの点だ。悪意を持ってWebブラウザーを操作されたら大変なことになる。

 攻撃者が海外からならともかく、国内だったら入手した情報はすぐに使うかもしれない。そう考えて、見られた恐れのあるアカウントはすぐに閉鎖することにした。オンラインで済むものは全て退会処理し、オンラインでは難しいところは電話した。貯めていたポイントや、入手しにくい商品の予約も放棄しなければならなかったのは痛かったが、そのときは不安が膨らんでいたので諦めた。後々面倒になることは分かっていたものの、クレジットカード番号も更新した。